放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

本当に好きなタレントさんには簡単に会ってはいけないの理論!

 ラジオ「サンデーフリッカーズ」※日曜朝6時~(JFN)のゲストに、谷村有美さんが登場する。

 春風亭一之輔さんが子供の頃、好きだったシンガーソング・ライターだ。「好きすぎて、簡単に会ってはいけない存在」だった様だ。

 この気持ちは、分かる様な気がする…。

 

 近年、好きなタレントさんと接触して「友達感覚になろうとする」ファンが多すぎる様な気がする。今も、宝塚のファンなどは「昨日今日のファンがいきなり役者さんに接触してはいけない」といった暗黙の決まりがあるそうだ。

 これは、正しいあり方だと思う。本当に好きな人(世界で一番好きな人)に、簡単に話しかけられるのは不自然だ。声をかけられるのは「まあまあ好き」ぐらいなのではないだろうか。

 

 大学落研時代。私は柳家小三治師匠が好きだったが…。落語会には行くが、話しかけたことは無い。落語家さんは気軽に道でも話してくれる方が多いが、そんなに近くに行ったら本当のファンではない。

 談志師匠に「落研に話がある」と言われて、会話したことはあるが…。「はい!」としか言えなかった。

 

 私は知り合いの落語家さんの独演会に行っても、あまり、楽屋を訪ねない。大学の先輩・春風亭昇太さん、仕事の繋がりの春風亭一之輔さん、やはり楽屋へは行かない。コンサートや芝居は行くことがあるが…。基本は「メールで今日の○○良かったです」と送るぐらいである。

 学生時代の後輩の落語家も同じだ。偉そうに楽屋を訪ねて恐縮されるのもかわいそうだ。向こうから呼び止められて「打ち上げ来ませんか?」と言われて参加することはあるが…。コロナ以降、それも無い。

 

 仲良くなり過ぎると…。ファンではなく知り合いになってしまう。まあ、後輩はファンというより「ひいき」だが…。「ひいき」は金は出しても口は出さないのが王道である。

 

 

 

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直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

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