放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

全日本学生落語名人位決定戦で一緒だった、あの人が…

 今、ネットでNHKのアナウンサーの瀬戸秀夫さんが、日本テレビの特番・第6回全日本学生落語名人位決定戦で技能賞(2位)を獲得していると知った。極楽亭とん坊と名乗っていたと思う。

 瀬戸さんは、東大落研で第5回にも出場していて、私と闘った相手だ。その時は、お互い賞はもらえませんでしたが…全日本10位内には入っていた。この時は「子ほめ」をやっていた筈だ。

 東大落研に上手い人が居るなーと思っていたので、翌年の第6回の放送でも注目していた人だ。確か「寄合酒」をやっていた。

 私は6回目には参加しなかったので…。テレビの前で「あれ?今年出れば俺もいけたかも?」と思ったものだ。

 あの東大の人が、アナウンサーで活躍しているとは…。40年以上も知らなかった!

 

 あの人とは知らずにテレビで見ていたかもしれない。

 

 

 

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町田駅で衝撃の主婦と遭遇!可哀相だ…

町田駅のホームでベビーカーを押す主婦がいた。なんとなしに見ると…。赤ちゃんの足が動かない。あれ?…と良く見ると…。明らかにヌイグルミの足である。

 私の勝手な推察だが…。これは、赤ちゃんを亡くしたショックでヌイグルミを赤ちゃんとして可愛がっている方ではないのか?

 とてもいたたまれない気分になり、様子を見ると…。変なそぶりはない。地味目の方だが美人で異常な動きはしていなかった。

 

 申し訳ないが映画のシーンの様に見えた。演じるのは江口のりこ安藤サクラである。精神科には通っているが、なかなか闇が深く抜け出せない。

 

 そんなことを考えていると…。電車が入って来た。ベビーカーを押す主婦…。すると…足がピクピク!…バタバタ!

 あれれ?動いた!生きている。これは、ヌイグルミみたいな着ぐるみを着せた赤ちゃんだ!紛らわしいな~!顔はカバーで隠れて見えないが、見えている下半身はヌイグルミそのもの。多分、眠っていて動かなかったのだ。

 あれ?そうと分かると普通の主婦に見えて来た。

 

 しかし…可愛いけど紛らわしいズボン履かせないで欲しいものだ。

 

 

 

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NHKでオグリキャップの番組をやっている…

 今、NHKで「オグリキャップ伝説のラストラン」という番組をやっている。最後の有馬記念の客席には森口博子さんが居たそうだ。

 

 あの日のことを思い出した。オグリのラストの日。有馬記念の日、私は名古屋に居た。土曜日夕方5時から生放送のレギュラー番組をやっていたので、ホテルに泊まった翌日である。

 私は前日、会議の後…。仲間と夜11時頃から3時ぐらいまで栄の飲み屋に居た。会議の後、翌週の原稿を上げないと帰れないのがこの仕事だ。これは、毎週のルーティーンである。

 作家仲間と「明日の有馬記念」について話していた。盛り上がった勢いで、私は早めに起きて金山の馬券場へと向かった。

 そして、1万円の1点買いで馬券を取った。実は私はメジロライアンメジロファントム(多分)のメジロメジロを買っていた。当時は枠連しか無かったので、同じ枠にオグリキャップが居たのだ。

 オグリは事前のレースで勝てていなかったので外していたのだ。馬券は取ったものの、大きく後悔した。スーパーホースの最後はダメでも買うべきなのだ。

 

 数年後。トウカイテイオー有馬記念を最後に引退することになった。この時も、私は前日名古屋で飲んでいた。そして、仲間に言った。

 「トウカイテイオーは、前のレースで負けてるだろ…オグリの時と一緒だよ!こういう時のラストに来るのがスーパーホースなんだよ!」「やめた方がいいですよ!トウカイテイオーは来ませんよ!」「いや!来る!俺明日単勝10万円買うよ!」

 酔った勢いでの宣言である。

 

 翌日。ホテルでめが覚めると…。昼過ぎ…。あれ?有馬記念の馬券に間に合わない…。

 予想通りトウカイテイオーが来た中継を観て…「くそ~!当たってた~!」

 私は、あれ以来重賞レースを買っていない。

水槽のポンプを買いにホームセンターへ…

 タダで水槽を貰ったので、一度は何かを飼わねば…。買えば七千円以上する横六十センチの水槽だ。天が「一度、魚飼ってみろ」と言っているのだ。

 近所のホームセンターに行くと、熱帯魚のコーナーに人は居ない。あんまり人気がないのだ。店員を探すが…。見つからない。四十年前の池袋演芸場みたいな静けさだ。

 

 やっと店員を見つけて相談すると…。「ネオンテトラを飼うならポンプとヒーターがいる」と言う。

 メダカなのでヒーターはいらないかと思ったが、淡水の熱帯魚なのだそうだ。ネオンテトラは色が綺麗なのでライティングしたくなる。ライトを見ると…「高い!」一万五千円だ。安いものは五千円ほどだが色が一色だ。こうなると、良いものを…となる。

 ポンプは安めにしたが…。水道水のカルキを抜く液体をすすめられた。三千円以上する。さらに、コケとか生えにくくする液体も三千円以上だ。

 水藻も入れないわけには行かない。三本のセットが安いので買った。

 ゴミを吸い取る器具を勧められたので買った。

 

 会計すると…なんと!三万三千円にもなっている!しかし、今更、やめますとは言えない。小さな水槽のセットなら全部で一万円台でも買えるのに…。なんてこった!

 

 しかも、水を作るのに一週間かかるという。家に帰り、何リットルか図りながら水を入れた。カルキを抜く液体は一リットルにキャップ一杯入れるらしい。四十八リットル入ったので四十八杯。多すぎると思いながら入れて、もう一度見ると十リットルに一杯と書いてある。眼鏡なしで読んで大失態だ!

 しかたなく、目分量で三分の一捨てて新しい水を足した。ネットで調べると「多少は入れすぎても大丈夫らしい」ので、チョット濃いめということで勘弁してもらおう。

 

 水藻を三本入れたが、横六十センチの三本は寂しい。思い付きで昔作ったプラモデルのアメリカ戦車「シャーマン」を沈めることにした。

 ディスプレイの箱ごと二階から一回に持ってゆくと…。ガシャーン!手が滑って箱ごと落としてしまった!「うわ~!」。こだわりの寒冷地塗装をしたシャーマンがバラバラ。兵士は頭が飛んだり、足がもげたりの即死状態になってしまった。

 まるで、ドイツのタイガーⅠ型の大砲を直撃した様な状態だ!

 備品や兵士を再生する気力がないのでゴミ箱に捨てた。ここは、朽ち果てて水中に沈んだシャーマンの設定にした。その方がリアルだ!

 満を持して沈めると…プカ~!ありゃ!プラスチックは浮いてしまう。

 

 一度はあきらめたが…。完璧なジオラマを失って水槽にも入れられないのは悔しい。そうだ!石や流木を川で拾って戦車の上に乗せよう。

 自転車で多摩川に行き。石を拾い流木を拾った。

帰って早速、戦車に石を載せて沈めると…。おお~!浮いてこない。さらに、流木を沈めると…プカ~!またか、天然の流木は浮くのだ。ショップで高い流木を売っていたのは沈むものだからだ。流木も石を乗せてみたが…。ビジュアルが良くなかったのでやめた!

 素人の芸術感覚でレイアウトすると、何かが違う。ダサいのだ!

 

 もういい!後は魚を入れてから考えることにする。ネオンテトラが二十匹も入れば絵になる様な気もする。

 しかし、問題は目分量で入れた薬で魚が死なないかである。かといって、水を全部捨ててやりなおすのは嫌だ!ここは、勝負だ!

 

 

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新品の水槽貰った…

 下北沢の劇場の経営者に「水槽いりませんか?」と言われた。私はあまりいらないのだが…。「敬太郎(桶田・元芸人さん)がギャグの小道具に買ったけど使わなかった新品なんだけど、小林さん、形見だと思ってもらいませんか」

 断るつもりだったが…。「形見」と言われて…。貰うことにした。

 

 見ると、横幅60センチある大きなものだ。まだ、プチプチで梱包されている。私は小田急線で帰るので…。大変だ。

 プロデュースしている落語会が終わるのは21時。帰るのは21時30分ぐらいだ。この時間は電車が混む。

 快速急行、急行は満員で乗れない。仕方なく鈍行に乗った。7割程度の乗車率だが、横60センチの水槽は迷惑だ。入り口を少しジャマしてしまう。

 そこで機転の利く私は縦にした。これならキャスター付き旅行バッグと変わらない。

 

 しかし…。最寄り駅を降りると…。私の住居は電動自転車でないと登れない高い山の上だ。鞄と水槽を持って登ることになる。

 50メートルほど歩くと持ち手の紐が手に食い込む。時々下ろして休みながらでないと進めない。

 

 やっとの思いで家路に着いた。しかし…これ!どこに置くんだ?!

 

 物置にしている部屋なら置けるが鑑賞するなら意味が無い。

 

 仕事部屋兼リビングにあるシュレッダーとCDラックを移動した。丁度、水槽が収まった。

 

 さあ!何を飼うか?…。熱帯魚や海の魚は難しそうなので、カージナルテトラなどのメダカ系が良さそうだ。

 水槽だけなので、ポンプが必要だ。ヒーターもいるのかも?水藻や流木なども入れないと…。底には砂もひかないといけない。

 これ、1万はかかりそうだ。網やエサも必要だ。水道水はそのまま使えないから1日おいておくべきか?

 

 今日、9時にオープンするホームセンターで相談することにした。よく親が言っていた「ダダ程高いものは無い」を思い出す。 

 

 

 

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下北沢のし7

老いる父親…。

 父親は足が不自由になり病院隣接の施設に入っている。98歳なので老いは仕方がない。最近、急に記憶が怪しいらしい。

 二か月ほど前。リモートで面会したが、引き算が分からなくなったと言っていた。さらに、突然亡くなった妻の声が聞こえたそうだ。「しっかりしろー!」と横からはっきり聞こえたそうだ。

 私は「それは、聞こえたんだよ」と否定しなかった。聞こえた方が私は「素敵」だと思った。「スターウォーズ」のオビワンが亡くなった後、ルークの心に「話しかける」シーンの様だ。オビワンは精神だけで生きる方法を会得したらしい。

 

 そんな父が…。ほとんどのことを思い出せなくなった様だ。リモートの面会を申し込むつもりだ。

 私のことを覚えているだろうか?年が明ければ99歳になる。明石家さんまさんが言う「生きてるだけで丸儲け」である。

 実は私も今「生きてるだけで丸儲け」と本当に思っている。

 

 人間ドックの結果は良く、ここ二十年程弱っていた肝臓の数値が正常になった。あとは脂肪を落とすのみだ。

竹丸師匠がフェイスブックにあげた写真!蘇る思い出!

 桂竹丸師匠がフェイスブックにあげた写真に、知っている顔が二人…。一人は早稲田の寄席演芸研究会の伊達家酔狂さん(私の二つ先輩・私は東海だが…)。さらに、もう一人は月見亭うどんさん、元フジテレビ・アナウンサーの牧原さんだ。

 

 私が二年生の時。日本テレビの特番「第四回全日本学生落語名人位決定戦」で名人位に輝いたのが酔狂さんだ。美しく面白い上方落語で「代書屋」を演じていた。

 私はテレビで見て憧れていたが…。大学の先輩には「なんでお前は参加しなかったんだ?」「えっ!勝てないですよ!」「馬鹿野郎!負けてもいいから、他の大学がどんなか見てこい!」と怒られた。私を怒った方は、第二回の名人である。

 怒られて、私は第五回に出場したが…。その時、昨年の名人杯返還でスーツ姿の伊達家酔狂さんが来ていた。横一列に並ぶ出演者の前を、無表情に名人杯を持って通り過ぎる酔狂さん。私の斜め前で大会審査委員長の米丸師匠に杯を返還していた。

 

 ちなみに、牧原さんは酔狂さんと同期らしい。

 

 竹丸師匠と酔狂さん、牧原さんのスリーショットは、私にとってはマルベル堂級のブロマイドである。年取った感じも味がある…。私も並んだら対して変わらないだろう…。