新宿・末広亭で「つる子・わん丈」の真打披露興行を観た。わん丈さんのネタは、大岡越前と花魁が結婚するという斬新な設定。客席の中学生女子(見た目だが)が「面白い!」と隣のお母さんに言っていた。年代を超えて誰が見ても面白いということだ。わん丈さんは自分が主任でない時も「誰よりもウケてやる」という全力投球。甲子園の高校球児スタイルだった。球は160キロ出ていた。
この日。主任のつる子さんは、女性目線の「芝浜」を熱演。人情噺だが、笑いが多い。元の「芝浜」には無い夫婦のなりそめが良い空気を作っている。
そして、勝五郎の演じ方が素晴らしい。人情噺では泣かない私だが…。この斬新な演技と構成に涙が出た。私は滑稽噺の「凄い高座」を観ると感動で涙が出る。それと近い涙である。
ちなみに、学生時代…枝雀師匠の「上燗屋」が面白過ぎて「涙が出た」ことがある。
今の落語界は次から次へと良い人が出てくる。目が離せない…。
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