放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

63歳のプール!

 近所の市営プールに行ってみた。300円程で1時間泳げる。子供と年寄りばかりだ。このレベルなら私は余裕なのでは?と泳いでみると…。全然ダメだ!太って浮力があるはずなのに沈む。平泳ぎの足のキック力が足りない。中学生の時の実力はクラスの男子で10番目ぐらいのスピードと大したことは無かったが、それにしても酷い!

 私がバカにしていたオッサンがゆっくりのバタフライで抜いて行く。バタフライが出来る時点で私より強者である。

 仕方なく、10分歩行して上がると…。足が重い。下半身が鎧の様に重い。宇宙から帰って重力に触れた時がこんな感じだろうか。

 

 泳ぎはあきらめて、施設を確認していると…。60才からのシニアのサービスがある。何と!60才以上はお風呂が無料だ。早速、免許を見せてシニアのカードを貰った。おいおい!無料って…。凄すぎるぞ!

 図書室コーナーもあって、執筆などの出来る机もある。事務所として使えるぞ!しかも、空いている。覗いたら使用者は二人。あと15人は座れる。

 今度から、ここで仕事をしよう。ノートパソコンを持ち込めばワイハイを飛んでいて完璧だ。10年以上住んでいるが、今まで知らなくて損した気分だ。

 その隣には将棋コーナーがあって、お年寄りたちが6人程ヘボ将棋をやっている。ここは恐くて参加できないが。無料なのは凄い!

 

 聞くと、このプールは10月一杯で改装期間にはいるそうだ。風呂やトレーニングは出来るらしいが、しばらく泳げないそうだ。

 しかし、監視員が7人程居たのが気になった。大学生のバイトだろうが、こんなに雇って経営は大丈夫なのか?プールはガラカラである。

 

 無料の風呂は入らず帰って来た。温水プールの後は風呂に入る気がしない。今度は風呂だけで来ることにする。やはり、シャンプー、石鹸は持参なのだろうか?