放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

あいつは大丈夫か?と心配されるが…

 63才。独身…となると…。大学の先輩達が「あいつは、大丈夫か」と言うようになる。一人だと何かあっても救急車も呼べないという訳だ。これは確かに困るが、どうすることも出来ない。生存確認や緊急時対応の業者がいるらしいので、頼むか。

 

 世間ではよく「家族に見守られて死にたい」と言う人がいるが、皆さん、そんな固定観念があるのだろう。先輩達は挨拶の社交辞令の様に「大丈夫か!」と言うのだろうが…。私は亡くなる時はあまり気にしない。亡くなる程悪かったら家族が居ても嫌だ!

 元気な時に、いかに「快適に過ごせるか」しか興味がないのだ。私は「もし資産家だったら」仕事は趣味でしかしないだろう。それ以上欲しいとは思わない。一生食べられればそれで良いのだ(寿命が分からないので、それが問題なのだが…)。

 

 「今出来ることを楽しむ」「予算の範囲で楽しむ」「無駄を楽しむ」「面倒なことが面白いんだよ」…。ギターで作詞・作曲してみたこともある。戦車のプラモを塗装したりする。もったいないのでエアーブラシは買わず、筆とティッシュを使ったぼかし。塗装に100円ショップのアクリル絵の具を使う等、超チープ使用だ。

 私が目指すのは独身でお金が無い所ジョージさんである。しかし、それはもはや所ジョージさんではない。

 

 今日は、ベランダで育てたバジルをピザに乗せてみよう。庭のミョウガで蕎麦も食う。私の自宅は屋根なし駐車場の「川崎ベース」だ!車一台だが…。窓から車を眺めながらお茶も飲める。鰻の出前でもとるか?いや、高いからやめておこう。やっぱり、所ジョージさんではない。

 

 63才!真夏の大冒険は続く!