来週。ついに愛車のマツダロードスターNAのエアコンを新しくする。NAのエアコンは今は違法のガスを使っているので発売されていない。そこでNBのエアコンを乗せてくれるという(ディラーは新車を勧めるばかりでやってくれない)。
現在もエアコンは利いているので交換はモッタイナイ気もするが…。スタンドの兄ちゃんによると「どこからか、すこしづづガスが漏れている」とのこと。いつか、利かなくなるのは確実である。
平成2年の車だが、エアコンは一度替えている。その時は、まったく利かなくなりディーラーで取り換えた。あれから、15年ぐらいたつだろうか?記憶は確かではない。
エアコン交換は30万ぐらいかかりそうだ。今まで、全塗装、ミッション交換、クラッチ交換、トランクのフタ交換、発電機交換、幌交換、パワーウインドウのモーター交換…。ほとんどが交換されて、残るは座席のへたりだけである。エンジンは好調なのでそのままだが、もう新品に近い。
今、ネットで中古価格を見ると、私の車の走行距離からすると170万円ぐらいで取引されている様だ。
しかし、もし、誰かが「170万円で売って下さい」と言って来たら…。とてもじゃないが、それでは売れない。
交換したパーツだけでも170万を超えているからだ…。多分、売られているものはエアコンもガス漏れ、パワーウインドウはゆっくりしか動かない(これは、ほとんどの中古がそれだ)、幌はボロへボロ(私は特注でロールスロイス用の布で作っている)、トランクから水が漏れる(私は新品交換)、クラッチが入りにくい、などの不都合がありそうだ。
旧車を直すのは大変だが…。たまらなく魅力がある。もう、心は所ジョージさんである(所さんはマツダ・ロードスターは相手にしないが…)。
私は世田谷ベースを造るお金は無いが、外の駐車場は一台だけの生田ベースである。カーテンを開けて車を観ながらパソコンで仕事をしている。道行く人と目が合っても気にしない。外に出て見ると光の反射で実は中は見えない。天然のマジックミラーの様だ。
今も車の後部を見ながらコラムを書いている。ワックスに雨水がはじいて玉になっている。早く晴れないかな…。