私は旧車に乗る皆さんの気持ちが分かる。大学の先輩・春風亭昇太さんはマツダの初期の車(博物館でないとみられない車)や昔のダットサンなどを所有している。怖くて遠出できないし、エアコンの無い車だが、デザインがなんとも良い感じなのだ。
私はサスガにエアコンの無い車は買えないが…。気持ち的には羨ましい限りだ。私もお金持ちなら複数持ちで買うかもしれない。
私はマツダ・ロードスターのNA(初期型)に乗っている。30年前の車なので、色々と痛んでいる。走行距離は11万キロを超えた。
ギアーが入らなくなり、ミッションを替えた(30万程)。エアコンも突然効かなくなり取り替えた(30万程)。そのエアコンももうガスが漏れるので取り換えの予約待ちだ。オープンの幌は今はディーラーでは替えてくれないので、専門店で替えた。これも30万円程かかる。ディラーの時は幌は7万ほどだったが、今は高額だ。塗装も全部塗り替えた(30万円程)。
さらに、トランクのフタのスポイラーのつなぎ目から雨水が入るようになってしまった。台風の後はトランク内が水槽の様だ。
思い切ってフタごと替えることにした。これは、8万ほどで新しくなるそうだ。
昨日。定期点検に出した。エンジンオイル漏れ、ミッションオイル漏れ、テールランプ内に水が漏る、などの小さな故障が発覚した。これも、9万程かかる。
今や車を購入した時より直す方が高くかかっている。しかし、あのデザイン、力がないのに人馬一体となる走り。あのゴーカートの様なゴツゴツ感。やはり、やめられない。
電気自動車への移行で、今後、増々維持が苦しくなりそうだ。しかし、ここまでくると…走るうちはやめられない。
今売っても内部を直していない中古と同じ扱いになるだろう。信号待ちの停車中に横からぶつけられたことがあるので「事故車」扱いで、さらに安くなりそうだ。
次に買う人が得すぎて、もう、売れない。旧車との闘いは死ぬまで続く。
旧車は子供の養育費の様にお金がかかる。でも、高級車買うよりは安い!じゃあ、いいじゃんか!