放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

相続が気になる…

 父親が98才である。実家には兄貴一人しか居ない独身だ。つまり、まともに面倒をみる者がいない。昼間は兄貴は仕事なので父親は一人である。ボケてはいないが脊柱狭窄症で足が不自由だ。

 そんな父親が入院した。腎臓が機能せずに倒れたそうだ。自分で「救急車を呼んでくれ」と頼んだらしい。

 この時は兄がいたから良いが…。一人の時だったらどうなるだろうか?

 

 私は警備会社などの「見守りサービス」を検索してみた。ボタンを押すと助けてくれるものや、毎日、生存を確認するタイプなどがある様だ。

 介護の人が常駐するマンションなどもあるが高い様だ。

 

 検索しているうちに…自分も独身で60過ぎだと気づく…。「これ、俺が入った方がいいんじゃねーのか?!あれ!相続はどうしよう?」(私の財産の)

 「これ、遺書書いておかないと…遠い親戚にとられるんじゃねーの!」となる。顔も良く分からない親戚に使われるのは悔しい。しかし、自分で使うには「いつ死ぬかが分からない」。計画的に全部使えないのだ。歳は取りたくないものだ!

 

 ふと思う…。全部大学の落研OB会に寄付して追悼宴会をやってもらうのはどうか?いや、これも、相続者が持ち逃げするかも知れない。我がクラブのOBにそんなに信用できる人物がいるだろうか?信用できる者は年上ばかりだ。私より先に行きそうである。

 

 これからは、鰻も寿司も上を頼む。食堂ではサラダを追加。一人しか面白い人が出ていないホール落語を観る(今まで二人目当てがいないとチケットは買わない主義)。ジーンズはリーバイス以上にする(安いジーンズの出来が良い時代にチョット贅沢だ)。高額の鬼デニムを買ったらコロナ禍の自粛で太って履けなくなってショックを受けたが…。めげずに高級に手を出すか!

 革ジャンはトイズ・マッコイの「大脱走」のマックイーンの皮ジャンを再現したビンテージ加工(現在販売中止)なので、ズボンも映画と同じにするか。

 

 小さな抵抗の無駄遣いばかりだ!ここは、別荘でも買ってみるか?!いや、別荘はたまに行くとホコリだらけで掃除だけで一日が終わってしまうと聞いたことがある。かといって、管理人を置くほどのセレブではない。温泉旅行に頻繁に行くか!いや、スーパー銭湯でいいか?!…あれ!それじゃあ、今と変わらない。

 

 車の座席でも張り替えるかな!ツーシーターを革張りにすると30万円程かかるようだ。これは、セレブだ!エアコンを新品にした時も30万円だったし、オープンカーの幌を変えた時も30万円だった(以前は7万ほどだったが…ディラーがやらなくなり高くなった)。

 私は車だと無駄遣いが出来る人間の様だ。とは言え元が安価な国産車。庶民派すぎる。さらに、スピードが怖いのでスーパーカーは嫌いである。

 

 少なくとも怪しい団体にだけは寄付しないし、詐欺にも気を付けねば…。なんだか偉そうに書いているが…。財産なんて元々なかったと気づく…。

 

 空気清浄機でも買い替えよう…。15年ぐらいたつ空気清浄機はフィルターも変えていない。もう、花粉除去出来るとは思えない。

 

 

 

 

 

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