放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

私のロードスターは変化する運命なのか…?!

 私の愛車・マツダ・ロードスターNA(初期型・1600)は、三十年前の車である。中古で買ったのだが、色は黒。しかし、本当は赤の車を黒に塗り直したものだ。

 

 私は座席シートが革張りの「Vスペシャル」が好きだったのだが…。当時、つき合っていた女性が「皮の匂いがする車は嫌い!」と言ったため、ノーマルタイプとなった。

 

 赤から黒に塗り直したのは前のオーナーなので理由は分からない。

 シフトノブが「Vスペシャル」用に代えられていたので「なんちゃってVスペシャル」だ。しかし、ハンドルはウッドではなかった。見てすぐにばれるスキの多い「なんちゃって」だった。

 

 私は後に、ハンドルをウッドにした。ナルディ社だが本当の「Vスペシャル」より細い別のタイプだ。

 さらに、ウッドのシフトノブがボロボロになったのでアルミのシルバーに代えた。

 もう、何を目指しているのか分からない、カスタム車だ。

 

 そうこうしていると、運転席シートの横の布が擦り切れて内部が見えていることに気づく。思い切って赤白のツートンの革風のカバーを付けた。一見、特別使用車の様だ。

 そのうちに、ボディーにかすり傷も付いてくる。

 

 そこで、緑に全塗装してみた。元々は赤だが、黒になり、さらに緑になった「カメレオン」みたいな車である。

 

 ある日雨が降ると…。トランクの中が水槽の様になっている。水が漏れているのだ。ディーラーに見てもらうと、「うちでは直す方法はない」と言う。

 私のトランクにはスポイラーがついていてノーマルでは無いそうだ。私は、これがノーマルだと思っていた。

 このスポイラーのつなぎ目から水が入る。対処法は自分でバスコークという水回りの練り物を詰めて埋めるのだという。

 やってみたが、バスコークがつなぎ目にあふれるほど埋め込まないと水漏れは直らない。チョット不細工な感じになってしまった。

 

 それでも何とか乗っていると…。信号待ちで止まっている時。横の駐車場からバックで車が出てきて、前の左にぶつかった。グシャリと潰れ、酷い状態だ。

 「これは、廃車かもしれない?」と思った程だ。

 とりあえず、向こうの保険で直したのだが…。意外にもチャントまっすぐ走る状態になって帰って来た。

 しかし、乗ってみると…。パワーウィンドウの動きが鈍い。すぐに、直してもらった。

 

 そして、半年ほど…。今頃、大変なことに気づいてしまった。良く見ると、ボンネットをしめた時のつなぎ目が、ぶつけられた方だけ段差が少し大きい。

 「やられた!」向こうの金なので、ここも文句を言って直すべきだった。

 業者は何故教えてくれなかったのだろう?もう、後の祭りだ。保険屋が確認の電話をしてきた時「直りました」と言ってしまった。もう、クレームは受け付けないだろう?

 

 走るのにはまったく問題の無い優良の車だが…。中古市場では事故車扱いになるのだろう?まったく悔しい限りだ。まあ、売らないので問題はありませんが…。可哀そうな愛車である。

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