私は革ジャンを一杯持っている。そんなに必要ないし…。なかなか着ない物もある。中でも、ネットで買ったら現物がチープだったものがある。皮の質感がセコイ。安いとはいえ他の物に比べるとビニールに近い。
しばらく着ていると…。皮の痛みも早い。所ジョージさんお勧めのグラブの油を塗ったが、やはり、チープさは変わらない。
そのうちに、着なくなってしまった。
先日。世田谷ベースを見ていると…。所さんがジャケットを塗料で汚していた。汚し加工すると、オシャレになるのだ。
これは…。革
ジャンにも出来るのでは?
昔、100円ショップで買ったアクリル絵の具で皮に色を付けて成功したことがある。アクリル絵の具は洗っても落ちない優れものだ。
そこで、昔買ったアクリル絵の具を出してみた。100円だから買えば良いのだが、そこは、SDGsである。
白の汚しを入れようとチューブを押すと…。あれ?もう、乾燥して出ない。今度は赤とオレンジを出してみた。こちらは、半分ぐらい残っている。
さあ、どうやって塗ろうか?ハケもあるが…。偶然の汚れ感はハケでは出ない。そこで、昔、戦車シャーマンの塗装に使ったティッシュに付けてこすりつけるというオリジナルの技を使ってみた。うーん!何だかいいぞ!数年前に白で爆弾の形を描いてダサくなっていた背中に偶然ついちゃった仕様の汚しを入れる。爆弾が隠れて少しなじんだ。
ここは、表もやろう!もう、適当に汚し放題だ!しかし、この汚しのレイアウトと濃さが難しい。
気分はもう、岡本太郎だ!適当に汚しまくる…。あまり均一だと自然感が無いので…。強弱だ!小学校時代の図工で一度も賞状をもらえなかった私に、神が宿った!
もう、私は革ジャンバンクシーだ!よし、別の色も買ってさらに汚そう!もう100円投入だ!
服と言うより作品に成ってしまった。誰か現代アートとして500万ぐらいで買わないだろうか?!
「わだば!革ジャンアーティストになるだ!」