放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

初めての猫カフェ!

 出先で時間を潰す必要があったので、初めて「猫カフェ」に入ってみた。ドリンク飲み放題と書かれていたので、2時間ほど潰すには良さそうだ。2千5百円で一日中居られるらしい…。

 

 私はペットショップにいる様な、あの可愛い猫がじゃれて来ると思っていた。

 

 しかし…。入った瞬間にモア~!と臭い糞尿の匂い。飲み放題のドリンクはペットボトルの水、コーヒー、紅茶、とあるだけ。喫茶店風の珈琲がフリーに飲めると思ったので失望感が大きい。

 無料の猫じゃらしが沢山置いてあるので、使ってみた。あれ?あまり反応しない。猫達は猫じゃらしには飽きていて「またかよ」という表情で通り過ぎる。

 別料金で買った餌をあげる客には多少は愛嬌をふりまくが…。それも、一口食べて「プイ!」という感じだ。

 あのペットショップの可愛い猫と違って、結構な年寄りで、昔、田舎に居た野良猫と変わらないふてぶてしさだ。

 臭いのでお茶は飲む気にならない。失望して室内をみると…。刀が飾ってある。暖簾をみると「忍」と書かれている。「なんだ…?」

 これは、元忍者カフェなのでは?ここは観光地。外国人相手の忍者の店をやって失敗して猫カフェにチェンジした様だ。

 

 私は初めての「猫カフェ」なので、分からないが…。他も、こんなに酷い所なのか?後から入って来た外国人のアジア系の男性がカメラで猫を撮っていると…。ガサガサ!見ると外国人の男性がお土産に買った袋に猫が頭を突っ込んでスイーツを食べようといている。「OH!ノー!」私はつい笑ってしまった。外国人の男性(20代・韓流スター風)も笑いながら猫を袋から引っ張り出した。なんだ!こいつら、ドロボー猫だ!

 

 さらに、女性一人の暗い陰の有る日本人女性が一人で入って来た。この人は大丈夫な人か?何か悩みがあるのでは?と思わせる風貌だ。

 彼女は猫じゃらしを激しく動かして、猫をリアクションで攻めている。この手口はやる気のないブラックバスをルアーの激しい動きで怒らせるテクニックと同じだ。

 サスガに猫も「ギャー!」と鳴きながら猫じゃらしを攻撃している。昔「バス釣りのノウハウビデオ」で「バスは猫である」とうたって、野良猫にルアーを投げて反応させるプロの釣り師がいた。それを思い出した瞬間だ!

 

 私は、つまらないので…。何もせず座ったままで、1時間30分客の反応を見続けた。みんな、10分500円などで入っているので、すぐに飽きて帰って行く。私だけが損した気分だ。老舗の喫茶店で2500円つかった方が、新聞や漫画が読めたかもしれない。

 

 帰る時。私は…「俺、絶対猫は飼わないな!」と思った。今度は「犬カフェ」に行ってみよう。

 

 

 

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直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

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