放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

甲子園を見て静岡の高校時代を思い出す…

 近所の居酒屋(最近、初めて行った)で、マスターが「息子の母校が静岡の予選に出る」と言っていた。聞くと、相手チームは磐田南高校だという。

 磐田南は私の田舎の中学の学区。同級生が何人も行っている進学校だ。中学で同じクラスだったY君が入学した。Y君は野球部の部長で勉強も出来た。しかし、この高校の野球部は当時1 ~2回戦で負けるレベルである。

 後にY君から聞いたのだが…。彼の三年の時はシード校になっていたそうだ。偶然、メンバーが集まったのだろうか?またはY君がまとめたのか?(漫画「キャプテン」みたいだ)彼は「遠投は原辰徳さんと同じ距離だ」と自慢していた。肩はプロレベルだったのだろう。

 Y君は青山学院に行ったが、野球部の監督の「スポーツ推薦組しかレギュラーにしない」方針に反発して退部したそうだ。

 Y君はスポーツ紙の記者となり「六大学野球」の記事など書いていた。さらに会社を移り東京の一般紙で社説まで書いていた。

 

 そんなことを思い出しながら…。私は居酒屋のマスターに「磐田南は公立の進学校なんで、きっと勝てますよ」と言っていた。マスターの息子さんの高校は私学だった(知らないが強そうだ)。

 

 昨日。甲子園で静岡代表の掛川西が惜敗した。実は、こちらも公立の進学校。Y君と中学で一緒に野球部だったO君が進学した高校だ。40年以上前だが、掛川西は甲子園で活躍した(選抜かな?三勝ぐらいか?)。そんな憧れが有ったのか、受験の学区外だがO君はただ一人進学した。住所を変えたということだ。

 残念ながらその時、掛川西の甲子園出場は叶わなかった。

 

 その時代。静岡で甲子園と言えば浜松商業の選抜優勝が印象深い。堅実に守ってスクイズで勝つ、弱者の野球(スモールベースボール)を徹底していたチームだ。県西部で初めての優勝なのも大きい。中学柔道部の先輩が二人浜松商業に行ったので馴染みがあった。私が柔道初段を取った審査会場も浜松商業で、グランドでは野球部が練習していた。つい、ノックを眺めてしまったのを思い出す。

 このチームの甲子園の前評判はBクラスだったと思う。しかし、甲子園では泥臭く逆転で勝っていた。2回戦ぐらいで荒木大輔早稲田実業と当たった時は「これは、無理だな!」と思ったものだ。

 ところが、この時も(多分逆転)で勝ってしまった。そして、いつの間にか優勝してしまった。県民は大フィーバーである。

 この時のエースピッチャーは法政大で活躍したのを観たことがあるが、プロには行かなかった。

 

 話は現代に変わるが…。仕事先でたまに顔を見せるお偉いさんの事を思い出した。紹介の時「〇〇さんは早稲田実業荒木大輔の球をうけていた人です」本人は「言わなくていいよ」とのスタンスだったが…。この紹介は人の目を釘付けにする。

 私も、心の中で…「浜松商業に負けた…」とバントシーンが走馬灯のように蘇る。

 徳島・池田にボコボコに打たれた時もキャッチャーだったかも知れない…。

 

 今、テレビでは東海大相模広陵に勝った。東海大相模の校歌が今流れている。私も口ずさむ。私も東海大の付属校出身。校歌のメロディーは同じだ。ただ歌詞が違う。

 ♪よする潮に鍛えられ~高嶺の雪に清められ~! 

 統合して無くなった母校だが…。二年の時、静岡の夏の決勝まで応援に行ったので校歌はかろうじて憶えている。優勝はやはり公立・静岡高校だった。

 

 

 

宣伝。ネット書籍「嗚呼!青春の大根梁山泊東海大学・僕と落研の物語~」上・中・下

 

「嗚呼!青春の大根梁山泊~放送業界編~」も出てます。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

安いです。上→200円。中→300円。下→300円。

「放送業界編」800円(高そうに見えますが、上中下に分けていないので、枚数と値段は同等です)

「青春落語バカの楽しいエピソード」有名劇団の主催者や脚本家、演出家絶賛!

社会人落語の大御所・若木家元翁(元治ー)さん(国学院OB)も読んだかどうかは分からない名作エッセイ!

      ↓ 

 https://note.com/bakodayo1874basu