放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

フォークダンス DE 成子坂の本が出るらしい…取材が来る。

 ある出版社から取材の依頼があった。春風亭一之輔さんの知り合いで「フォークダンス DE 成子坂」についての取材だそうだ。ライターを連れて来る様だ。

 私は敬太郎君と同じ物件に10年ぐらい住んでいたので取材したいのだそうだ。

 

 しかし、何を話したら良いものか…。言える範囲のエピソードはほとんど、過去のエッセイで紹介している。言えないことは取材されても言えない…。

 

 しかも、私は「釣り仲間」「仕事を離れた仲間」なので「旅行に行ったり」はしたが、コントに関する関りはあまり無いのだ。

 成子坂のレギュラー番組「電波結社!バババ団」(中京テレビ)の構成作家や特番「成子坂定食」(中京テレビ)で仕事はしたが…。彼らの持ちネタのコントにはノータッチだった。やはり、付き合いはプライベート中心だ。

 

 取材は何を求めているのだろうか?「釣りの話」「敬太郎は落語を聞くと眠くなってしまう」「談志師匠の枕だけ好き」「色々な物を手作りした」「家庭菜園」などの話で良いのか…。

 しかし、どれも、過去、エッセイに書いている。「このページを遡って読んで下さい」で済んでしまう気がする。

 

 実は、今日の午後。取材がやってくる。駅前で待ち合わせだ。お気に入りの喫茶店が休みの日なので残念である。

 

 エッセイでは紹介していない、あの、話でもするか…。いや、やめておこう…。