私と仲の良い釣り仲間だった桶田敬太郎(フォークダンスDE成子坂)君は、生前、「成子坂のコントを古典落語みたいに、若手にやらせてみたいんです」と言っていた。
彼は若手のお笑い芸人を育成していた。そこで、勉強の為に「成子坂の定番コント」に挑戦させていたのだ。
その若手は、ウケていたそうだが…。敬太郎には不満が残った様だ。
「小林さん、若手に成子のコントやらせてみたんですけど…何か違うんですよね~!」
具体的にどこが悪いかは言わなかったが、微妙な間、呼吸、言い方の強弱が「繊細」でないという。
私の憶測だが、これは、落語で言うと前座さんの古典落語を観た師匠が「違う!」というのと似た感覚ではないだろうか?
結局、若手はついて行けず、辞めて行った。
今、知人から「敬太郎が生前に構想したクラウドファンディング」のお知らせメールが届いた。
何と! フォークダンスDE成子坂のコントを、アニメの主人公にやらせるのだそうだ。可愛い女の子二人がストーリーの中でコントに挑戦するらしい。
「芸人でダメなら、アニメで声優にやらせよう!」ということだろうか?
今、思い出すと、釣りに行く車の中で「声優や俳優にコントさせようと思うんです」と言っていた。私は早朝に起きて眠い中で聞いていたので、あまり反応をしなかった。
「ふ~ん!」と気のない返事をした様な気がする。今、思うと「それ、いいね~! いけるよ!」と言ってあげれば良かった。
向こうも、そんなリアクションが欲しかったのではないだろうか?
それ以来。その話は私にはしなくなっていた。私はただ眠くて適当な返事をしたのだが、「この人、のってない」と思ったのかもしれない。
この映画の監督は、元芸人で桶田敬太郎に憧れていた人物。製作の責任者は、新人の頃の成子坂の才能を高く評価して、名古屋のテレビ番組に抜擢した人物。元プロデューサーで下北沢で劇場を経営するO氏である。
ちなみに、この番組の構成には、私も参加していた。
今、アニメによる予告編なども制作され、ユーチューブで流されている。資金さえ集まれば、実現するのだが…。まだまだ、先は見えていない様だ。
こちらに、ホームページやユーチューブのアドレスを載せておきます。
皆さん、お力を下さい!
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