放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

「鬼滅の刃」でふと思う!

 映画版「鬼滅の刃」が爆発的なヒットを飛ばしている。いままでは「流行りになんかのるか~!」と距離を置いていたが、もう、ここまでくると認めざるおえない。

 

 ネットでテレビ版を見てみた。「これは~~! 面白~い!」。

 

 まだ、一話、二話、を見ただけだが私の心に刺さる作品だ! これは、売れる!(とっくに売れているが…)。

 見ていると、懐かしい感覚に襲われた。これは手塚治虫先生の「どろろ」に似ている。そして、永井豪先生の「デビルマン」の要素も入っている。

 ヒットする条件が揃った凄い作品なのだ。

 

 「どろろ」は、魔物たちに奪われた自分の体を取り戻す旅に出る物語。そして「デビルマン」は悪魔になった男に人間の心が残っていて正義の味方となる話だ。しかも、妹の存在は百鬼丸と行動を共にする「どろろ」とも似ている。

 

 「鬼滅の刃」あなどりがたし! 計算されたヒットの法則を網羅した素晴らしい作品なのだ。

 

 とはいえ、今から第三話を見ます。評論レベルを落語に直すと、寄席に二回行った奴が人間国宝の芸について語っている状態である。

 

 皆さん! 怒っちゃやーよ! でも、面白いものは面白い!

 

 すいません。このブログ。放送業界も落研も関係ありませんでした。普通の感想です。

 

 追伸。今、三話を見て驚いた! 剣の訓練は「スターウォーズ」の様だ! どこまで、ヒット要素を盛り込むんだ! 映画も観なければ…。

 

 追伸。今、四話を見た。剣にする玉鋼を選ぶシーンは、やはり、スターウォーズだった。映画には描かれていないが、「スターウォーズ」の中に、子供たちが洞窟で戦い試練をうけて自分の「ライトセーバー」の元となる原石を探すシーンがある。アニメ版には描かれている。

 しかも、刀は持つ者によって色が変わる設定。まさに、ライトセーバーと同じだ!

 この作品は、あきらかに「いいとこどり」だ! もし、実写化するなら、この世界感はジョージ・ルーカスにしか撮れないだろう。

 

 これは、過去の偉大な作品へのオマージュだ。実はルーカスも黒澤をオマージュしている。日本にルーカスが現れた! のかも知れない。

 

 続けて、五話を見よっと! 「まだ、五話かい! そんな奴が何か語るなよ!」。

 「はい! その通りでございます!」

 

またも追伸。

結局、アニメ版は全話見た。しかも、映画も観てしまった。あわてて五十五才以上の割引もせず普通料金で観てしまった。

 

 結論は、主人公はいつでも鉄腕アトムの様に優しい。またも、手塚治虫先生だ! そして、私の好みでは「ギャグの部分がいらない」である。

 

 しかし、続きの映画が公開されたら観てしまうだろう?