放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

サンデーフリッカーズの空気は原点の魅力!

  春風亭一之輔師匠のFМラジオ「サンデーフリッカーズ」(JFN・日曜朝)の構成作家をしているが…。

 

 有楽町の某放送を聞いていると、うちのリスナーのラジオネームがよく登場する。他の番組でも採用されると言うことは、どのスタッフが見ても「面白い」と言うことだ。 私は甲子園に地元の高校が出て勝った時の様な気持ちになる。サンフリが地方予選とは思わないが、リスナーの羽ばたく姿は(見えないが)嬉しいものだ。

 

 同じ人物がパーソナリティの二つの番組には、空気感に違いがある。どちらが正解かは分からないが、向こうはアシスタントやアナウンサーが「師匠」と呼ぶ。

 

 そこで、はたと気づいた! 「サンデーフリッカーズ」で一之輔を「師匠」と呼ぶスタッフは居ない。私も文章に書く時は「一之輔師匠」と書くが、打ち合わせでは「一之輔さん」である。場合によっては「一之輔!うるさいよ!」等と突っ込んでいるかも知れない。

 サンフリで「師匠」と呼ぶのはゲストのハイパーヨーヨだけだ。

 

 「サンフリ」は十一年目突入の番組なので、番組開始時、一之輔さんは「二つ目の噺家」。「師匠」ではなかったので仕方が無いが、真打に成った時も我々は言い方を変えなかった。我々が急に「師匠!」と呼ぶと、なんだか遠い所に行ってしまった感じがするからだ。

 ちなみに、私は学生時代から先輩の春風亭昇太さんのことも「師匠」と呼んだことが無い。落語芸術協会会長に「師匠」を付けないとは失礼な話だが、しっくりこないので仕方がない。

 となると、一之輔さんを「師匠」と呼んだら…。昇太さんにも失礼である。私がそんなだから、この空気はスタッフにも反映する様だ。

 

 おかげで歴代アシスタントは誰も「師匠」と呼んでいない。トークも楽屋ネタ的なマニアックなものが多い。落研の部室で後輩の女子をからかっている状態だ。

 向こうはベテラン美人アナがアシスタントなので、そこまでは強くは出られないのだろうが…。一之輔さんにも、どこか先輩を敬う感じがある。大物OGを笑わす後輩部員みたいな感じだ。

 サンフリの美人アシスタントは(片方だけに美人を付けると角が立つ)、理不尽な先輩にいじられまくる後輩女子。「また、何か言ってる!」的な対応なのだ。それが、魅力ともいえる。

 そう言えば、落研の後輩女子はよくクラブを辞める(昔の東海大だけだが)。サンフリのアシスタントも、出産でよく卒業する。ここも、一致した。

 

 ふとおもう…。一之輔さんにとって某有楽町の放送は落語で言う「ホール落語」。「サンデーフリッカーズ」は寄席なのではないだろうか? 

 

 ホール落語は広い豪華な会場で、大ネタをたっぷりとやる。寄席は臨機応変にネタを短くしたり、長くしたり、言ってはいけないことを言ったりできるのだ。

 落語ファンは「寄席」にも「ホール落語」にも足を運ぶ。リスナーも同じだ!

 

 ホール落語は寄席に比べてギャラも高い! あっ! それは…語るまい!

 

 サンフリは、知り合いに頼まれたから仕方なく行く、地方営業でないことを祈るばかりだ。

 

 今、有楽町を聞きながら、これを書いている。メールでも送ってみようか? ボツにされるのでやめておこう…。

 

 

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