私が担当するFMラジオ「サンデフリッカーズ」(JFN)のKディレクターから連絡があった。「今年最後の放送の聴視者プレゼントに、小林さんのCDをプレゼントしませんか」
何と!いきなり無茶なフリだ!いくら遊び心とはいえ素人の歌をプレゼントするなんて「リスナーへのいやがらせ」である。
私は「吉田拓郎の「今日までそして明日から」あたりをやろうかと思ったが…。そう言えば、今年(多分)遊びで作詞・作曲をしたことを思い出した。
私は反射的に言った。
「自作のオリジナル曲が一曲ありますが…」
「いいですねー!それで行きましょう」
はずみで言ってしまったが、もう、後戻りはできない。屋根裏収納からギターケースを出した。そして、愛用のギブソンJー50を入れた。
まてよ…。プレゼントは曲だけでいいのか?どうせなら、もっといらないものを増やそう!
最初は印刷ミスのお年玉付き年賀状をプレゼントしようとしたが…。あまりに失礼なので辞めた。そして、ミュージシャン風の私の写真があることを思い出した。
これは、ギターを持った芸人風の写真でカツラとメイクをしている。実は、ある仕事で「元・フォークダンスDE成子坂」の桶田敬太郎君が撮影したものだ。衣装もメイクも桶田君が担当した。つまり、プロのコント使用のメイクである。ギターのみ私のものである。芸人風なのでAМEМIYAと同じタカミネのギターにした。ここは、私の拘りである。
この生写真に直筆サインを入れてプレゼントするとこにした。さらに、使わないピックにサインを入れた。学生時代に作った落研の千社札があったので本名の物と三代目・頭下亭馬好を入れた。さらに、現在の千社札まで入れてみた。
「いらないもの」がセットで「てんこ盛り」福袋ならぬ「災難袋」である。
電話で「チェルシーの歌」を歌ったリスナーがプレゼントを貰うことになったが…。相当、迷惑だろう。
「チェルシー、あなたにもあげたい」を唄って「いらないプレゼント!あなたにあげる」と言い返される皮肉な結果となった。他に本当に欲しがっている変わったリスナーも居た様だが…。人生はそううまくは行かないものだ。
放送後。私はスタジオで作詞・作曲・小林哲也の「自動車横転事故おばちゃん」を録音した。私の家の前で起こった実話である。
その歌詞とギターコードは、このブログを遡ると、どこかで公表されている。どうぞ、遡って…アーカイブスをお楽しみください。
まだ、ギターが弾けなかった頃の青春ドキュメント!「まさか、スタジオで録音するとは?」当時の私は知る由もない。
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直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…
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