放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

「旅の宿」を吉田拓郎風に弾くのは苦難の道だ!

 アコースティックギターを始めて21年。

 初めて弾いたのは世田谷線宮の坂駅近くのバーで教わったのは拓郎の「シンシア」だった。

 プロのミュージシャンに直接教わったのだが…。これは、Fさえ克服すれば初心者にも弾けるので、とても楽しかった。

 

 そんな初心者の私が、なんとなくマスターに聞いた。「「旅の宿」の演奏ってどうやって弾いてるかまったく分からないですよね」。

 マスターは愛用のギター・オベーションを取り出してイントロを弾いてくれた。そして、人指し指のハンマリングと小指のプリングオフを教えてくれた。私は、嬉しくなって、そこだけ練習していた。

 

 ある日。ユーチューブで吉田拓郎さんが「旅の宿」のイントロを弾くトーク番組を見た。すると…。イントロで使う弦がマスターのものより一本上。5弦だった。私は「騙されたー!」と落胆して、5弦に変えて練習した。

 

 あれから、20年。最近、ユーチューブで拓郎ファンが指導する「旅の宿」のコピーのやり方を見た。

 すると…。あああ~!プリングオフのやり方が人差し指と小指が逆と気づく!「クソ~!あのボンクラマスターめー!」20年も騙され続けていた(音の違いに気づかない私もボンクラなのだが…)。

 

 私は20年ぶりに「旅の宿」をさらい。超難しかったエンディングのアルペジオもコピーに成功した。

 まだ、演奏終わりからエンドの決めに移るまで1秒ほど弦をさがす時間がかかってしまうが、拓郎風に終われる様になった。

 

 調子に乗って毎日「旅の宿」ついでに「今日までそして明日から」(これも、ほぼコピー)も弾いている。愛器はギブソンJー50なので音は本物である。

 拓郎引退後は、自分が勝手に引き継ぐ勢いだ!誰にも聞かせないが…。私は成長している。脳のどこかが進化している筈だ!

 

 そう思わないと、老化が激しくて…生きて行けない!今日も腹の筋肉が吊った!

 

 

 昭和55年。本厚木の下宿に後輩を集めて三年の頭下位亭貞車さんが生ギターで唄うのが女子部員に人気だった。

 私は、そんな青春野郎の中に入れなかった。羨ましい気もするが、小田急相模原の焼き鳥屋「秀吉」で、バカっ話をする方が粋でオシャレだと思っていた。

 だって、ギター弾けないし、買う金もない。「テレビジョッキー」で白いギターを貰う隠し芸もない。何も無かった頃のお話です。座布団とドテラと銭湯と使いっ走りと…大笑い!くだらないのが、だだ、ただ、憧れでした!

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「嗚呼!青春の大根梁山泊~放送業界編~」も出てます。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

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