放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

なんでも鑑定団を見ていると…思い出す!

 テレビの「開運!なんでも鑑定団」を見ると、思い出すことがある。それは、三軒茶屋の洋服と雑貨の店のガラスケースに入っていた双眼鏡だ。この店は今は無いと思う。二十五年ぐらい前だろうか…。

 

 ガラスケースの中の双眼鏡は、大きく古く軍艦の館長が持っている様な重厚な物だ。そして、何か書いてある。「山本五十六・使用の双眼鏡」。「えええ~!」質屋でもないこの店に何故?しかも、山本五十六って、大物過ぎる。値段は憶えていないが数十万円だったと思う。

 私は少し欲しいと思った。しかし、やめた!軍事ファンでもないし、双眼鏡を使う予定もない。

 あれをもし購入して「鑑定団」に出たらどうなっていただろう?そう思うと、楽しい。多分「ニセモノ」だろう。

 

 さらに、私は南海時代のフォークスの試合を観た時買ったメガホンを持っていた。一度しか南海戦は観たことが無い。門田がホームランを打った試合だった。

 私はこのメガフォンを事務所の後輩だった日本一の野球ヲタク・日芸落研出身の斎藤振一郎君にあげた。彼は南海の大ファンなのだ。

 南海はその後、ソフトバンク・フォークスとなった。

 数年後。斎藤君から電話で「今、昔の南海のメガホンが高値になってますよ」と聞いた。

 あげたものだから、今更、返せとは言えない。ファンの手元にあるのだから、それで良いと思う。

 

 そして、もう一つ。プロ野球で優勝した時の「ビールかけ」を自粛していた時期がある。その時ソフトバンク・フォークスが優勝のパーティーで「祝勝水」というペットボトルを作って、選手が水をかけあったのだ。

 この「優勝祝勝会」に出ていたものしか手に出来ないアイテムである。私は、これを一本持っていた。ある実況アナが放送で紹介する為に持ち帰っていたのだ。放送の後。そのボトルはゴミ箱に捨てられた。そこで、私は貰って帰ったのである。
 キャップが開いていたので水はすぐに腐る。未開封なら保存しようと思ったが、私は水を捨てて、ボトルをフォークス・ファンの斎藤君にあげることにした。

 

 あの「祝勝水」の値段が上がったかどうかは知らないが…。スポーツのお宝店「流体力学」でも、あのペットボトルは無いのではと思う。

 

 いつか「鑑定団」に「祝勝水」が出ないか楽しみである。

 

 

 下の青春エッセイにも登場する落語家・入船亭扇辰師匠(国学落研・シベリ家翌竜)は山本五十六さんの出身高校の後輩である(学校制度が違うと思うので母体かな?)。新潟ではかなりの進学校と聞く。そんな優秀な扇辰師匠も読んでくれたかもしれない文章をみなさんに!

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「嗚呼!青春の大根梁山泊~放送業界編~」も出ました!こちらの文章は、今後も新原稿がアップされる予定です。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

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