愛車の初期型マツダ・ロードスターNAの幌を交換した。以前予約して、やっと順番が来たのだ。
今、ディーラーでは古い幌交換は直接せず、外部の業者に発注している。金額は以前より高く、十年前の四倍程の値段がかかる。
そこで、純正よりオシャレで布の質の良い地方の業者に頼むことにした。値段はディーラーと変わらない。それなら、質が良い方がお得だ。
交換には一日かかるので、代車を借りて地方の観光に出かけた。知らない車のナビなので、アイフォンのナビも並行して使っていた。
観光が済んで帰る時のことだ。ナビが「この先、斜め左です」。素直に降りたら、ナビの地図と違う場所を走っている。
車のナビの画面をメインに見ていたのだが、さっきの声はアイフォンの音だったのだ。
どうも、車のナビの方が早くつきそうなので、戻ることにした。すると、今度は変な道をリルートしている。
今度はアイフォンのナビの方が近そうだ!そこで、アイフォンに従うと…。あれ?また、変な道に来ている。
どちらを信じても最終的には着くのだが、変に早い方を選ぼうとしたため、かえって遅くなってしまったのだ。
「船頭多くして舟山を登る」昔の人は上手い事を言ったものだ。
「ナビ多くして車山を登る」私は山の上の観光スポットに行った帰りだったので、
「ナビ多くして車山を下りられず」である。
結局。予定より十五分遅れで工場に到着。ロードスターは真っ赤なオシャレな幌に代わっていた。そして、幌の張りの調節の仕方を教えてくれた。
ディーラーでは教えてくれなかった手動で張りを変える方法があったのだ!
ナビの船頭はダメだったが、工場の一人の船頭は的確だった。
花粉のシーズンが終わったことだし、オープンにして走ってみたいものだ。しかし、もう、暑そうだ!
結局、冬に革ジャンを着て乗ることになりそうだ!
地方の整備士さんにも是非読んでもらいたい、青春エッセイ!
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直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…
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脚本家の穴吹一朗君も稲葉一広さん、神奈川の高校の副校長・木馬君も喜んでくれたエッセイ!
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