放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

竹丸師匠がフェイスブックにあげた写真!蘇る思い出!

 桂竹丸師匠がフェイスブックにあげた写真に、知っている顔が二人…。一人は早稲田の寄席演芸研究会の伊達家酔狂さん(私の二つ先輩・私は東海だが…)。さらに、もう一人は月見亭うどんさん、元フジテレビ・アナウンサーの牧原さんだ。

 

 私が二年生の時。日本テレビの特番「第四回全日本学生落語名人位決定戦」で名人位に輝いたのが酔狂さんだ。美しく面白い上方落語で「代書屋」を演じていた。

 私はテレビで見て憧れていたが…。大学の先輩には「なんでお前は参加しなかったんだ?」「えっ!勝てないですよ!」「馬鹿野郎!負けてもいいから、他の大学がどんなか見てこい!」と怒られた。私を怒った方は、第二回の名人である。

 怒られて、私は第五回に出場したが…。その時、昨年の名人杯返還でスーツ姿の伊達家酔狂さんが来ていた。横一列に並ぶ出演者の前を、無表情に名人杯を持って通り過ぎる酔狂さん。私の斜め前で大会審査委員長の米丸師匠に杯を返還していた。

 

 ちなみに、牧原さんは酔狂さんと同期らしい。

 

 竹丸師匠と酔狂さん、牧原さんのスリーショットは、私にとってはマルベル堂級のブロマイドである。年取った感じも味がある…。私も並んだら対して変わらないだろう…。