放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

ラジオを聴いて思い出す…

 K田H山のラジオで占い師が見た目で相手を予想して賭けに出ている噺をしていた。そこで、思い出した。

 

 30年程前。バイクに乗っていたら目に激痛!バシッ!と音がした。すぐに、眼医者に行くと…。車が跳ねた金属片が刺さっているという。抜いてもらい錆がついている部分の目を削って治療が終わった。

 当然、目は痛くて瞬きばかりする状態である。削った時は麻酔していたかも知れない。

 

 家に帰ると電話で友達の桶田敬太郎君が「渋谷行きましょう」と言う。こんな時、仕事が無い限り断らないのが私の生き方だ。

 渋谷に行くと「街の占い師に見てもらいましょう。小林さん、やって下さい」「何故私が…?」「いいじゃないですか…」

 街頭の男性占い師に見てもらうことになった。すると…。占い師は「あっ!あなたは神経質ですね!分かりますよ!」と言った。「こいつ、私が目をバチバチしているので神経質と思ったのだ」。これは、金属が刺さって痛いからで神経質ではない。

 この時。分かった!占い師って結局、観察して人を予想しているのだ。その後、生年月日を聞いて占うが…。言うことは本に書いてあるのとほとんど同じ。

 私は王者の獅子座なので、占い師はリーダーシップがあると思っている。私の性格は逆で、人について行くタイプだ。電車に乗る時も誰かが乗り間違えると私もつい逆に乗ってしまう。人を完全に信用しているのだ。自首性など一人でいる時以外無い。

 占い師の言うことは、何一つ当たっていなかった。

 

 占い師のノウハウはラジオのトークと同じだ!

 

 数日後…。敬太郎君が占い師のコントをやっているのを観た。どうやら、取材だった様だ。占い師と私の表情やリアクションを観察していたのだ。

 私は自分で料金を払って何一つ当たらなかった。目をケガした日だけに厄日だったのか。占い師が「今日は目に気を付けて、インチキな占い師に気を付けて!」と言えば本物だが…。彼は超偽物だった様だ。

 

 あれ以来…私はバイクに乗る時、ゴーグルをしている。そして、街の占い師は信用しない。

 

 

 

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直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

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