放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

突然の目の痛み!

 パソコンで仕事をして、夜中までテレビで柔道を見ていたら…。突然、目の痛みと疲労で涙が出て来た。花粉症用の目薬があったので差したら、眼球に痛みが走る。

 

 今朝起きると…。痛みはないが疲労感がある。昼過ぎにふと思う…。明日は日曜だし、今日のうちに医者行っておくか!

 アイフォンは便利だ。すぐに近くの眼科医が分かる。診療時間がまだある眼科を見つけた。土曜日は13時までとある。今は12時10分だ。よし、間に合う!

 

 自慢の電動自転車で医院へと向かうと…。ガシャガッシャ、ガッシャン!スカスカ!「あれ!」こんな時に限って、チェーンが外れた。仕方ないので素手で直す。手は油で真っ黒だ。自動車整備工の仕事中みたいだ。

 しかし、医者に行かねば…。

 

 眼科医に着くと、初めての医院なのでアンケートを書かされる。油まみれの手でペンも紙も少し汚れるが仕方がない。看護師さんが言う「仕事の途中ですか?」「まあ、そんなところです」。保険証を出すと「文芸美術健康保険証」だ。ここは、鉄の芸術アーティストということにしておこう(聞かれないが…)。

 

 こうなれば、私もアーティストっぽく順番を待つ。少し、上を見つめて「あっ!」とメモなどとるフリをする。アーティストだ!少し、神経質そうに貧乏ゆすりしてみる。アーティストだ。私の中のアーティストはどこか間違っている。

 

 呼ばれて、診察を受けた。目に光を当てると…先生言った。「これは、ドライアイです。加齢で涙が減ると乾燥するんです。肌が乾燥してひび割れるのと同じで、眼球にひび割れの傷があります。だから、目薬が染みるんです。染みても我慢して刺して下さい」と、手渡しで目薬を三本くれた。

 調剤薬局ではなく、受付でもなく(昔は受付が主流だった)。先生から手渡しされたのは初めてである。アーティストは特別扱いなのか?!(絶対違う!)

 

 しかし、「ドライアイ」とはアーティストっぽい。私は「ウルトラアイ」のオモチャは持っているが(藤沢の森次さん(ダン)の店で買った)ドライアイは歓迎できない。しかも「加齢」と言う言葉が嫌だ!先日も「加齢による老人性イボ」をとってもらったばかりだ。加齢臭もしているのだろうか?

 

 帰り際。眼科医に自転車を置いた場所の下を見ると…。ドブに穴付きのコンクリートの蓋がある。これは、先日、穴に鍵を落とした時のパターンだ。私は鍵をしっかり握って自転車のカギを解除した。私はアーティスト。常に学ぶ男である。

 

 

 ドライアイなんて言葉はなかった、あの頃。パソコンはまだ「マイコン」と呼ばれていた。勿論、コンピューターを持つ学生など居ない。ワープロも携帯電話もない。先輩への連絡は徒歩と駅の伝言板だった。

 毎日、部室に行かないとコミニュケーションが取れなかった時代の青春の記録!毎日、笑っていた!居酒屋が修行の場で劇場だった!

            ↓

宣伝。ネット書籍「嗚呼!青春の大根梁山泊東海大学・僕と落研の物語~」上・中・下

 

「嗚呼!青春の大根梁山泊~放送業界編~」も出てます。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

安いです。上→200円。中→300円。下→300円。

「放送業界編」800円(高そうに見えますが、上中下に分けていないので、枚数と値段は同等です)

 

放送作家で専門学校の先生・下村稔さんが「上」に登場する「初めての下宿の描写」を褒めてくれました。私としては意外な部分でした。落研入部前の不安な若者の描写が良かったそうです。

 

「青春落語バカの楽しいエピソード」有名劇団の主催者や脚本家、演出家絶賛!

社会人落語の大御所・若木家元翁(元治ー)さん(国学院OB)、フリーターアナ・森たけしさん、神奈川の先生・木馬さん、山梨の大学で語学を教える、とんぼさん、も読んだかどうかは分からない名作エッセイ!

      ↓ 

https://note.com/bakodayo1874basu