放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

大学に復学制度があるらしい…

 東海大には中退者が、続きの単位をとって卒業する「復学制度」があるそうだ。何と!その制度を使って、春風亭昇太さんが復学するという。

 

 昇太さんは、四年の時。全ての単位を取っていながら、卒論を出さず。「俺は、今から中退届けを出しに行く」と部室を出て行くのを後輩が見送った。

 卒業できるのに、落語家になる為の区切りとして中退した様だ。その時、私は「卒業して落語家になればいいのに…」と思っていた。

 先日のラジオのトークによると…。柳昇師匠にも親にも「中退した」と嘘をついて落語家になる許可をもらってから「中退届け」を出したそうだ。中退なら親もあきらめて落語家になれると思った様だ。親には中退と言って卒業してもいいのに、真面目過ぎて嘘を後付けで現実化してしまった様だ。

 

 東海大学落語研究部は、今、部員が女子2人(多分、4月から3年と2年)。いつクラブ消えるか分からない状態だ。

 ラジオで昇太さんは「クラブにも入ろうと思っている」と言っていた。これは、ありがたい。落語芸術協会の会長が入ったら、クラブの復興がなされるかも知れない。

 ジーコ住友金属(後の鹿島アントラーズ)で現役復帰した時の様な衝撃だ。実現すれば、文化祭の会場は立ち見のパニックだ。

 40年以上前に私も体験した、満員で入れない文化祭を後輩達も体験できるかも知れない。

 となれば、後輩の落語家も出ざるおえない。春風亭昇之進、古今亭今輔、春風亭柳雀、昔昔亭喜太郎、もかけつけるだろう。太鼓も叩いてもらおう。今は途絶えた三味線と太鼓の生出囃子が復活することも可能だ。OBの夢は広がるばかりだ。

 

 東海大学、新入学の皆さん。落語研究部に入るなら…「今しかありません」。

 

 できることなら、私も入りたいぐらいだ。客席の後ろから笑いの波が押し寄せる、あの、文化祭の感覚が味わえるかもしれない。

 いっぱいの良いお客さんの前でシラケタ奴も当時はいたが…。それなら、あきらめが付くというものだ。アマチュアなのだからそれも青春の思い出だ!

 

 残念ながら私は卒業しているので「復学制度」は使えない。

 

 

 

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「嗚呼!青春の大根梁山泊~放送業界編~」も出てます。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

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「放送業界編」800円(高そうに見えますが、上中下に分けていないので、枚数と値段は同等です)

 

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