私は大人なのでロレックスの腕時計を持っている。セレブなので買ったものではない。
30年以上前。事務所で師匠のMから言われた。「うちの事務所の作家全員に腕時計をやる」。我々が驚いていると…。
一番年長の作家Oに「お前は、これだ!オメガ!」。見ると、スピードマスターの様だ(知識がないので違うかも・アポロで月に行った時計)。「小林!お前はこれ!ロレックスだ!」「えっ!」。
見ると確かに、ROLEXと書かれている。当時、アメ横でROTAXというバッタモンを売っていたが。それではない。
このロレックスは、薄くて手巻きで日付無し。なんだか、怪しい感じだった。それでも、ダダで文句は言えないので使っていた。
しかし、一日に3分遅れる。本当に本物なのか?と思いながら、20年程たった時。ロレックスの図鑑を買った。調べると、似た物はあるが針の形まで同じ物はない。やはり、偽物かカスタムか?
さらに、デパートのロレックス店に行ってみた。「一日3分遅れるんですが…」と言うと、調べてくれた。私は「偽物です」と言われると思っていたが…。「これ、マックスに巻くと一日数十秒のずれで正常です。多分、ゼンマイが劣化して途中から遅れるんです「「おや?本物なのか?」「メンテナンスだとオーバーホールなので〇〇万円ですが」「えっ!ゼンマイだけ替えて下さい」「それは、やってません」。
私はそのまま帰って来た。しかし、本物と分かったのは収穫だ。やはり今も同じ物は見たことがない。ネットで似た物を見ると、16万~30万ぐらいで売られている。ロレックスとしては最安値だ。ボーイズタイプというものらしい。
裏に刻印があり、62と書かれている。1962年の製造だろうか?ギブソンなら高値が付く年代だが、ロレックスは違う様だ(当たり前だ!ジャンルが違う)。
私は個人店の時計屋でゼンマイを交換した。傷付のガラスも替えた。2万ぐらいで直った。しかしは、純正ではなくなったということだ。
元々、まったく同じ針の形が無いのでカスタムの可能性が高い。または名鑑にも載っていない幻の逸品かも知れないが…。
ある真打ちパーティーで付けたらベルトが切れた。見ると、ピンが抜けただけで簡単に直った。しかし…。ピンが外れやすくては恐くて使えない。なんてこった!
まあ、ダダで貰って文句を言ってはいけない。次の真打披露のパーティーで久しぶりにはめてみよう。切れたら…。もう、ベルトもカスタムにしてやるぞ!
あっ!今気づいたが…、同じようなブログを以前も書いていた。もう、記憶力も無くなっている。
エピソードやボキャブラリーの引き出しが限界に来たのかもしれない、ブログやめようかな!
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直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…
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「放送業界編」800円(高そうに見えますが、上中下に分けていないので、枚数と値段は同等です)
放送作家で専門学校の先生・下村稔さんが「上」に登場する「初めての下宿の描写」を褒めてくれました。私としては意外な部分でした。落研入部前の不安な若者の描写が良かったそうです。
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