放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

浜松駅でタクシーに乗ると…意外な歴史を知る!?

 先日。浜松でタクシーに乗った。すると運飲手さんが「今、この辺は「どうする家康」で盛り上がってるんですよ。

 

 私も見ているので「最近の放送は、このあたりの合戦が多かったですね。二俣城、見附城が武田にやられて、浜松城から家康が巻き返して…」

 運転手「家康は磐田城を本拠にしたかったみたいですね。今の城山球場のところ」

 私はこの球場の裏の中学校出身。「知ってますよ!中学の隣りでした」「そうですか!家康は磐田城を本拠にしたかったけど、信長に反対されたみたいですね」。

 これは、大河ドラマのストーリーをそのまま語っている。ドラマは真実とは限らない。「私の地元では、井戸を掘ったけど水が出なくて築城を断念した、と伝えられてますよ」と教えてあげた。

 この運転手さんはドラマは全部真実だと思っている。

 

 さらに、運転手「「白波五人男」の日本駄右衛門は、この辺の盗賊がモデルなんですよ」。私はこれは知らなかった。「そうですか!知らなかった!歌舞伎になってますね」「本当は日本左衛門らしいんだけど…福田のお金持ちの家の金品を奪ったうえ、娘を犯した罪人らしいです」「そうなの!」「あまり悪いことばかりするから、住民が江戸幕府に掛け合って退治してもらったそうです。その時、日本初の人相書きが出たそうです」。今度は歌舞伎と逆にドキュメントっぽい話である。

 

 犯行の場所が私の母方の先祖の土地に近い。古くからの地主なのでこの盗賊の被害にあった可能性は高い。

 

 歌舞伎の日本駄衛門は盗みはするが非道なことはしない設定だが、ずいぶんと違う様だ。

 タクシーが天龍川に近づいたので、私も少ない知識をぶつけてみた。「この辺りは、森の石松がだまし討ちされた場所ですよね」「そうなんですか?都鳥三兄弟の!」おっ!この人は浪曲や講談にも詳しいのか?私「石松は架空の人物だけどモデルは居たみたいですね。見附の親分に小和田という次郎長の兄貴分が居たそうですね」「えっ!そうなの?」あれ?虎造の「次郎長伝」は詳しくない様だ。運転手「石松は金毘羅様にお参りにいった帰りにやられたんですよね!」おっ!「石松の金毘羅代参」は知っている様だ。

 私「磐田のお寺に小和田親分のお墓があるらしいです」運転手「あっ!この先のお寺に日本左衛門の墓もありますよ」「そうなんだ!」「ところで、見附城ってどこにあったんですかね?」待ってました。私の得意なところだ。「磐田北小学校のあたりですね。小学校の隣のお寺に城の土塁跡が残っているそうですよ」「ああ、そうですか!」

私の渾身の知識、この見附城には「火焔太鼓」が有ったことは話さなかった。多分、落語は知らないからだ。

 

 ここまで、話して…。実家に到着した。この知識合戦は何だったのだろうか?お互いの情報はどこまであっているかまったく分からない。

 世間話は不毛である。

 

 

 

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「嗚呼!青春の大根梁山泊~放送業界編~」も出てます。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

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