放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

意外な反響!しっぺい太郎

 二つ前のエッセイで、ゆずの「夏色」から、坂でやった危険な遊びについて書いたが、ついでに記した昔話「しっぺい太郎」(早太郎)に興味を持った方がいる様だ。

 

 静岡県磐田市では、親が寝物語に話す定番の昔話だ。磐田では「桃太郎」「浦島太郎」と並んで「しっぺい太郎」がランクインする。

 

 初めてTBSの「マンガ日本昔話」に取り上げられた時は、市民が驚愕したが、それは、嬉しいのと同時に「知らない内容が入ってる」ということだった。

 

 多分、テレビは文献をしっかり調べて(または、脚本家が面白くアレンジ)いるのだろうが…。我々は、あくまで「親が語ったストーリー」が本物である。

 

 つまり各家庭に「別のアレンジ」がなされているのかも知れない。

 これは、沖縄の各家庭にオリジナルの島唄があるのと同じだ。そこで、私が父親に聞かされた「しっぺい太郎」を披露してみようと思う。

 

 その昔。静岡県磐田市の村では毎年、ある時期になると、どこかの家の屋根に矢がささる。この矢がささった家は、娘を生贄に差し出さないと村に災いが起こるというのだ。矢がささるのは決まって村一番の美人の娘がいる家である。

 家族は反対するが…。

 村人達は家人を説得して、娘を木の箱に入れて天神様の境内へと運ぶ。

 

 ある年。この話を「オカシイ」と思った、若者(男性)が、隠れて箱を見ていると、夜中にヒヒの化け物が現れる。

 そして、生贄の前で宴会を始めて唄を歌う。♪しっぺい太郎に教えるな~!しっぺい太郎に教えるな~!

 若者は「しっぺい太郎…」これは、化け物が嫌いな勇者に違いないと確信。日本全国を旅して「しっぺい太郎」という人物を探す。

 しかし、どこを探しても…。そんな変な名前の勇者は居なかった。肩を落として最後の旅先の長野県のお寺で休んでいると…。住職が犬に餌をやっている。

 

 「おお~!ご飯だよ!しっぺい太郎!」

 「ワン!」

 

 驚いた若者は、住職に訳を話すと「役に立つか分かりませんが、それなら、連れ帰って下さい」と、しっぺい太郎を送り出す。

 

 村人は翌年の木の箱に娘の代わりに「しっぺい太郎」を入れて、天神様に境内に置いた。

 そこで、箱を開けたヒヒの化け物に「しっぺい太郎」が襲い掛かる。ヒヒの反撃も凄く、相打ちで両方共絶命してしまう。

 それ以来、村は平和になりましたとさ!めでたし!めでたし!

 

 ざっと、こんなお話だ。どうも、元々は山賊か何かが神社の山に住んでいて、村人を騙していたのが「昔話」になったような気がする。

 

 確か、見附天神の飼い犬は、今も代々「しっぺい太郎」と名付けているのではないかと思う(うろ覚えです。違ったらスイマセン)。

 その記憶があったので、自転車で坂を下る遊びの時も「しっぺい太郎」が居たと記した訳である。

 

 この話は、ミュージカルになって小学校の全校生徒の前で披露されたこともある。確か「劇団いろは」だったような気がする。

 この時も「あれ?こんな話初めてだ!」が沢山入っていた。若者と村娘との恋的な要素も入っていた様な気がする。

 旅も長く「西遊記」の様に、色々な困難に遭遇していた様だ(多分、脚本家のオリジナル)。

 

 こんなに長々と書くと、読んでいる皆さんは…。さぞ、疲れたことだろう?あれ?みなさん!…「ああ~!寝てるよ!読者の皆さんなんてのは、罪が無い!」(古典落語「桃太郎」の落ちより)。

 

 今年の夏は、見附天神の天下の奇祭「裸祭り」はあるのだろうか?

 

 

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