放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

アイスラッガーは大人の無駄遣いか…。

 小学校の低学年で見た「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」は、私の創作の原点である。舞台がSFでも大人が真剣に作ると素晴らしい作品になることを教えてくれた。「緊張」「緩和」「ギャグ」まで、この作品には詰め込まれている。

 「ウルトラマン」のイデ隊員、「セブン」のフルハシのコミカルな演技は演芸に通じるものがある。

 

 「ウルトラマン」でハヤタがカレーを食べたスプーンで変身しようとしたギャグは、あまりにも有名だが…。あれを見た時。子供心に「カッコイイ!」と思った。ヒーローが三枚目の一面を見せるのは魅力に繋がるのだ。これは、長嶋茂雄さんの格好いい三振や華麗なエラーと同じである。

 当時、このスプーンの演出で実相寺監督が上司から怒られたそうだ。台本には無いアドリブの演出だったという。しかし、翌日。局には「絶賛の電話が鳴りやまなかった」そうである。

 私だけではなく全国の子供達も、格好いい(面白い!)と思った様だ。

 

 そんな思い入れは、60才を超えても心の中にある。



 ネットで「アイスラッガー」型のペーパーナイフを買ってしまった。これから封書を開けるのが楽しみだ。

 ちなみに、子供の頃。初めて「アイスラッガー」の名称を聞いた時。氷の様な切れ味のスラッガーだと思っていた。

 後に、「アイ」は「目」を意味することを知った。「ウルトラセブン」は目がポイントで、主演のオーディションも「目」で選んだのだそうだ。

 変身アイテムの「ウルトラアイ」も同じ目である。

 

 目で見る手紙を開けるのに、アイスラッガーのペーパーナイフはピッタリかも知れない…。

 

 「緊張の緩和」という、桂枝雀師匠の「笑いの理論」など知らなかった大学生の苦悩のエッセイ。

 ただ、ひたすらに「面白い人」になりたかった…。

 ずっと、この空気の中に居たかった…。でも、ウルトラヒーローの様に、ある日、目の前から去って行く…。「あけの明星が輝くころ…」そんな感じです。なんだそれ?

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「嗚呼!青春の大根梁山泊~放送業界編~」も出てます。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

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