放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

「談志の日記1953 17歳の青春」が気になる。

 「談志師匠の命日」なのだそうだ。新刊本「談志の日記 1953 17歳の青春」が気になっている。

 

 数日前。近所では大きな本屋さんに行ったが、置いていなかった。仕方なく隣町のデパートの中の本屋さんを訪ねたが、やはり無かった。そう言えば「出禁の男」(テリー伊藤)も近所には無かったのを思い出した。

 神奈川県の某市在住の私は、しばしばそんな体験をする。やはり、ここは東京都とは違うのだ。冬場気温も二度ほど低いが、落語本の需要は80%ぐらい低い。

 

 グチはどうでも良いが…。談志師匠は亡くなるまで毎日日記を書いていたという。そうなると、全てが出版されれば、私が遭遇した日のことも書かれているかも知れない。

 

 40年程前。町田の「談志独演会」を観て帰ろうとすると、主催者に呼び止められた。「談志師匠が、落研の学生と話したい!といってるから出口で待ってて!」(以前のエッセイにも掲載している)

 私がビビって待っていると、数分後ジーパン姿の談志師匠が現れて「お前ら、古典やってるのか?」「はい!古典です」「学生が古典なんかやるな!自分で作ってみろ!今の噺家の新作は全部ダメだ!お前らが自由に作れば、新しい噺が生まれるかもしれないぞ」

 私はビビりすぎて「ハイ!」としか言えなかった。

 

 話は戻るが…。談志師匠が毎日日記をつけていたということは、この日のことも書いているかも知れない。この日の独演会は「黄金餅」に入ったとたんに客席で子供が泣いて「やる気、なくなっちゃったな!雑談でもするか!」と噺をやめてしまった。

 多分、このことは書いてある筈である。このついでに「大学の落研に意見したが、バカで反応が無かった!バカは隣の火事より怖い!」などと書いてあったら私のことである。

 多分…昭和57年だったと思う。もし、全ての日記が出版されるなら、それを見るまでは私も死ねない。それには、今回の本が売れることを願うばかりだ。好評なら続きの日記が出版されるはずである。

 「嗚呼!青春の大根梁山泊東海大学・僕と落研の物語~」と「談志師匠の日記」がシンクロしていたら、一生の思い出である。

 

 実は他にも、東海大落研の先輩で談志師匠の弟子になったOBが、師匠のお金を盗んで逃げて破門になった人がいると聞く。

 

 さらに、國學院大落研の三年先輩のGさんが、談志師匠を追っかけていた頃。師匠もGさんの顔を憶えてくれて、高座の後「今日の高座どうだった?」と個人的に訪ねられる関係だったという。

 

 談志師匠は若手の頃。早稲田大学落研と仲が良かったと聞く。その時代の交流も楽しみである。小沢昭一さん、川戸定吉さん、等の話も出て来ることだろう…。

 

 よし!早速、新宿紀伊国屋に買いに行こう!その昔「談志ひとり会」が開かれた聖地である。紀伊国屋書店の創業者・田辺茂一さんは若き日の談志師匠に奢って「今日は、談志君にたかってもらってるんだよ!」と粋な言葉を吐いたと言う。

 

 しかし、私のことが出るまで…何年かかるのだろうか?気が遠くなる…。長生きせねば…。

 

 

 

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「嗚呼!青春の大根梁山泊~放送業界編~」も出てます。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

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