放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

「大河への道」映画化!凄い!凄すぎる!

 立川志の輔師匠の創作落語「大河への道」が映画化されるそうだ。志の輔師匠はすでに「歓喜の歌」が映画化されている。

 現役の落語家で二本の映画化は大変な快挙である。

 

 落語の映画化は、かなり前だが、桂三枝(現・文枝)師匠の「ゴルフ夜明け前」がある。

 

 私は学生時代。30年以上前に新宿紀伊国屋ホールで開かれた上方の創作落語の会「落語現在派宣言」で公演された「ゴルフ夜明け前」を生で観た。

 私は仕草だけで「爆笑」が起こる高座を初めて観た!大きな衝撃を受けたのが、この「ゴルフ夜明け前」である。

 その公演で三枝師匠は芸術祭大賞を受賞。その勢いで映画化された。

 

 実は春風亭昇太さんの「悲しみにてやんでい」も映画化されている。前座の苦悩を面白おかしく描いた落語だが…。評判を呼び「舞台化」そして「映画化」となった。単館上映の作品だったと思うが、落語が映画になるというのは快挙である。

 この作品は、春風亭一之輔のラジオ「サンデーフリッカーズ」(JFN)でも紹介した。「そこが知りたい」のゲストに監督さんが来てくれた。

 これは余談だが…。私は新作落語「悲しみにてやんでい」を作る現場に立ち会っていた。「演じながら作るので見てくれ」と言われて、前に座って見ていたのだ。新しい落語が誕生する瞬間に立ち会えたのは嬉しい瞬間だった。

 監督には私のことは言わなかったが、チョット誇らしかったのを憶えている。

 

 その昔。昇太さんの師匠の春風亭柳昇師匠の著書「与太郎戦記」が映画化された(落語版の「与太郎戦記」もある)。これは、好評で私の知る限り三作は撮られている(一つは「陸軍落語兵」)。

 

 そのうちの二作は、私も観たことがあるが、落語家が多数出演しているのに驚く。私が見たものでは、柳昇、柳橋(柳昇師匠の師匠)、小さん、金馬、米丸、円歌(先代)(敬称略)といったビッグネームが出演している。

 

 近年の落語の映画化では噺家の出演はあまり無いようだが…。それは監督・スタッフの趣味もあるだろうから、仕方がない。

 

 今回の「大河への道」は中井貴一さんが出る様だ。今から、楽しみである。

 

 

 

 落研版「大河への道」は、おバカなドキュメント!我々は大河に逆らわず、今もおバカのまま仕事を続けている。

 最近は支流に入ってしまったのか、おだやかな流れしかないが…。こんな支流に大物の魚が潜んでいるのだ。

 などと書いて自分をなぐさめている男の青春記!映画化の予定は…無い!

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