放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

名曲「浅草キッド」と「勇次」の思い出…

 三十年以上前。春風亭昇太師匠の家でバカっ話をしていた時…。なんとなしに、「ビートたけしさんの歌う「浅草キッド」って味がありますよね?芸人でもないのに泣けてきますよ!」すると…「俺は嫌い!前座の頃を思い出して、本当に悲しい気持ちになるんだよ!」

 

 やはり、本当の現場で戦った者と、私の様な部外者では感覚が違うのだ。前座の頃、偉い師匠や先輩に散々叩かれたのを思い出す様だ。

 

 放送作家の私に歌詞を直してみよう!

 ♪「師匠と会った赤坂のTBS前の喫茶店「一新」で、夢を否定された珈琲の苦い味と屈辱は、灯りがまぶしい料亭の横の汚い路地裏で…同じのり弁を毎日食べて、同じ事務所の電話番、仕事は師匠の下請けで、ギャラも無ければ名も知られない、いつか売れると思えない、六本木防衛庁近くの事務所でー」

 成程…。これは、辛くて聴いていられない。

 

 別の日だが…。昇太さんとバカっ話をしている時。長渕剛さんの話になった。私は「昔の女々しい曲の方が好きなんですよね」「俺は、長渕と言えば「勇次」だな!」。

 私はチョット意外な感じがした。昇太さん所蔵のレコードを私は何枚か貰ったが「西岡恭三」「なぎら健壱」「はしだのりひこ」「色々なジャズ」「ジャンゴ・ラインハルト」等だったからだ。

 なにかトーンが違うような気がした。すると「俺と言えば『勇次』だろう!」と言った。

 

 そこで、思い出した。この人の本名は田ノ下雄二だ。この歌詞には♪「ユウジあの頃の、空を忘れちゃいなねえか?ユウジあの頃のエネルギッシュなお前が…」とある。

 成程…。これなら、自分が言われている様だ!

 

 私は思った。「哲也」という歌はないのだろうか?子供の頃。「母に捧げるバラード」の♪「コラ!テツヤ!」がとても嫌いだったが…。

 他にカッコいい哲也があるかも知れない。今からネットで調べてみよう…。

 

 

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直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

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