広沢虎造の「清水の次郎長伝」に、東海道の親分として見附の小和田友蔵が登場する。東海道・見附の宿の親分だ。
見附の宿の場所は私の地元である。
この名前は「森の石松・三十石船」の中にも、東海道の親分として登場している。友蔵は次郎長の兄弟分らしい。
私は高校の途中まで見附に住んでいた。見附の宿とは、現在の「ジュビロード」の一部(磐田スタジアムへと続く)に当たる。
中学の時は旧見附の宿を通って通学していた。当時はまだ、宿の名残の古い家屋も残されていた。確か、友人の自宅にも元宿屋の建物があったと思う。
私が虎造の次郎長伝をしっかり聞いたのは、30才を過ぎてから。この仕事を始めてからである。
あまりに面白く、10枚ほどCDで聴いたと思う。そこで、ある正月。帰省したついでに、父親に聞いてみた。
私「「清水の次郎長伝」に、見附の宿の小和田友蔵が出で来るんだけど、知ってる?」
父「知ってるよ!俺が子供の頃は、学校でも教えた偉人だよ!」(戦前の話)
私「そうなの!」
父「地元のお寺に、お墓があるぞ!お前も、子供の頃、遊んでたお寺だよ!」
小和田友蔵は侠客の親分から岡っ引きになっている(浪曲なので実際は分かりませんが…)。地元の為に貢献もしていた様だ。
とにかく、浪曲の中では清水の次郎長の兄弟分で、かなりの貫禄があった人物だ。
そう言えば「ちびまる子ちゃん」のお爺ちゃんも友蔵だった気がする。やはり、清水と友蔵は縁があるのか?
連想ゲームの様に話が飛ぶが…。私は昔、テレビ番組で清水にあるお菓子屋さん「みつや」さんに行ったことがある。
アニメの初期「ちびまる子ちゃん」のオーブニングで登場する駄菓子屋さんだ。しかし、行ってみると外観はアニメの「みつや」より小さく、形も違っていた。
取材してみると、アニメに使った外観は同じ清水の別の駄菓子屋で、名前だけ「みつや」が使われたそうだ。店の方に聞くと「まる子がよく来ていたのは、この「みつや」の方だけどね!向こうの方が外観がいいから使ったんじゃないの!」と言っていた。
もう一つの店の外観は見なかったので何とも言えないが…。漫画の世界にも、バラエティ番組同様、微妙な演出上の嘘がある様だ。
「みつや」さんの前で、レポートした元レースクイーンでセクシータレントのONさんは、「みつや」さんを見て一句。
「みつやさん アニメと全然 違うのね!」と詠んでいた。
あれ?何の話だ?そうだ!浪曲、講談、落語は案外史実に元ずいている。
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