放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

映画素人の映画の話とゲーム「メタルギアソリッド」

 私は今、テレビゲームをやらないが…。その昔、ゲームを紹介する「大竹まことのただいまPCランド」(テレビ東京)という番組を担当していた。何と!子供時代の春風亭一之輔も見ていたそうだ。

 その為。ある時期、ゲームをやっていた。「ドラクエ」や「ファイナルファンタジー」など、メジャーなものだけだが、それなりにラスボスまで倒していた。

 

 その頃。キャラが好きで「メタルギアソリッド2」を買った。やってみると、難しいが面白い…。そして、ゲームの設定を見て…あれ…?と思った。

 このゲームは、「敵から隠れて気づかれずに潜入」するゲームだ。この状況はどこかで見たことがある。
 映画好きはとっくに気づいていたと思うが、私は自分で気づいたので誇らしかった。

 

 ブルース・リーの映画に、この、ゲームとまったく同じパターンで、そこに人が居るのに、振り返る時だけ体を物陰に隠し、敵のアジトに潜入するシーンがあるのだ。

 実際は気配で絶対バレる状況なのだが、振り返っても敵の「視界」に入らなければ、セーフという映画上のルールの元に、コントの様に潜入して行く。

 

 しかも、見直してみると、ゲームに登場する敵のアジトの監視塔の建物のデザインが、ブルース・リーの映画とまったく同じだ。

 あれあれ?その後、ロープ一本垂らして潜入するのも同じだ!あれれ?そもそも、最初に主人公に指令を出す女性の名前まで、映画に出るヒロインと同じ名前だと気づいた。これは、パクリじゃなくて、オマージュだ!

 ここまで、書いて私は「映画名」は忘れている。「燃えよ!ドラゴン」か「ドラゴン危機一髪」か「ドラゴン怒りの鉄拳」のどれかだとは思うが、うろ覚えだ!

 

 そして「メタンギアソリッド」は面白かったが、戦車と闘うステージがクリアーできず、辞めてしまった。多分、4分の1もやっていないダメゲーマーである。

 

 私は映画に詳しくないが、知っている「映画知識」を駆使して、偉そうに他の映画の蘊蓄も書くことにする。

 

 私が好きなのはスピルバーグの遊び心だ。それは、初期のテレビ用映画「激突!」から「バック・トウ・ザ・フューチャー」へと繋がる遊び心だ。

 

 映画「ジョーズ」で、サメの腹を裂くと、車のナンバープレートが出て来るシーンがあるのだが、その番号が「激突!」のトラックのナンバーと同じなのだ。ストーリーには何の関係もないが、見事な「遊び心」である。

 

 そして、このナンバーは「バック・トウ・ザ・フューチャー」のデロリアンのナンバーとも同じなのである。

 これも、ストーリーには関係ないし、説明もされていない。監督だけの「遊び心」だ。

 さらに、「バック・トウ・ザ・フューチャー」1作目のオープニングで時計が複数並んでいるシーンが映る。その時、良く見ると…時計の一つの針にドクのフィギアがぶら下がっている。何度も見ないと気づかないが、クライマックスシーンの時計台の針にぶらさがる、ドクの予告ともとれる「遊び」をほどこしているのだ。

 この拘り!サスガは黒澤明を尊敬しているだけのことはある。

 

 映画ファンならみんな知っている、間抜けな蘊蓄を披露してしまったが…。私は、この「遊び心」が好きだ。

 

 

 PS 今、脚本家の稲葉先生が教えてくれました「燃えよ!ドラゴン」が正解だそうです。

 

 

 ラジオ、春風亭一之輔の「サンデーフリッカーズ」(JFN)の台本に、さりげなく「あなたとハッピー」のタイトルコールなど入れ込んでみようか?!

 いや、やめておこう!スピルバーグなら怒られないが、私がやると…怒られそうだ!

 

 

 「直木賞」と「芥川賞」が発表されたけど…そんなの関係ね~!

 読者に存在を隠してひそかに忍び込む!「メタルギアソリッド」みたいな地下書籍!内容はマネをしていないドキュメントだが、文章のトーンは「与太郎戦記」とハガキネタの天才・放送作家のSさんを参考にしている。これも、オマージュである。

 ところでオマージュって何?お饅頭じゃないよね?

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「嗚呼!青春の大根梁山泊~放送業界編~」も出ました!こちらの文章は、今後も新原稿がアップされる予定です。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

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「放送業界編」800円(高そうに見えますが、上中下に分けていないので、枚数と値段は同等です)

「青春落語バカの楽しいエピソード」有名劇団の主催者や脚本家、演出家絶賛!

脚本家の穴吹一朗君も稲葉一広さん、神奈川の高校の副校長・木馬君も呆れたエッセイ!

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