ブックオフで買った、吉田拓郎さんの「終わりなき日々」を読んだ。随分前に出版されたものだ。私は吉田拓郎さんが好きだが、新刊をすぐ買う程ではない。
本の存在も知らなかった程度だ。
この本によると、日本で全国ツアーを始めたのは拓郎さんの様だ。それまでの地方公演は複数のミュージシャンが出るものが主流で、チケットも商店街の景品だったようだ。
私は子供の頃。静岡の磐田市でスーパーで貰ったチケットで「ドリフターズ」「キャンディーズ」(この時は拓郎さん提供の「やさしい悪魔」が新曲だった)「笑点トークショー(歌丸VS小円遊)」を観たが、当時は全国が同じような状態だったそうだ。
日本の全国ツアーの歴史は、意外と浅かったのか。
春風亭一之輔さんは数年前から「全国ツアー」の独演会を開催している。
「全国ツアー」と銘打った独演会は、落語界初だったかも知れない。となると、一之輔は落語界の「吉田拓郎」だ!
「新しい船を動かす、新しい水夫」(「イメージの詩」より)なのかも知れない。
「船頭多くして舟山に登る」が、落語の船頭は一人なので心配ない。
拓郎さんは、ある野外イベントで別のミュージシャンのファンなどに「帰れコール」をされたことが「トラウマ」だという。そこで、単独ツアーを始めた様だ。
落語会では「帰れコール」は起こらない。つまらなくて「居眠り抗議」はあるが、傷口に塩をぬるようなファンはいない。
落語ファンは「優しい」のだ。そして、ラジオリスナーは…優しいと信じたい!
全国ツアーとは何の関係もないエッセイ。拓郎さんの曲でデビューした「ラニアルズ」のMさん(かつてのラジオ制作会社社長)は読んでくれてないと思うけど…。そんなことは関係なく、まだ、まだ、発売中!
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直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…
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