放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

鳥山明さん…

 初めて「Dr.スランプアラレちゃん」を見た時の衝撃は忘れない。可愛い女の子が「超強い」そして、「電子頭脳は三歳児なみ」しかも「素直」。

 このバランスが笑いを生み出す。

 落語の与太郎がおバカなのに、お葬式では「一番上手い弔辞を述べる」。あのギャブの笑いだ。
 ありえないギャップを作るのは天才である。赤塚不二夫さんの「天才!バカボン」も、パパは「実は頭の良い一言を発する」。常識人には発想できない天才のなせる技だ。

 私の友人で同じ物件に住んでいた、桶田敬太郎を思い出した。フォークダンスDE成子坂のコント「ドラえもん」で、彼はドラえもんの衣装は着ずに「青いタオルを被った」だけで、ミスマッチのドラえもんを演じていた。

 不良ぽい言葉で「あれは、アニメだから…現実のドラえもんは、こんなもんだ」という。これは舞台のスターとプライベートを違うという真実をついている。
 敬太郎君は早逝してしまったが…。「ドラえもん」のコントの誕生秘話を聞いたことがある。

 元々、ライブハウスでセットチェンジの合間に何かやることになって、たまたま有った青いタオルを被って舞台の真ん中に座った。そこで、適当に「ドラえもんが何かありえない一言」を言う単発ギャグを披露すると…。それが、やたらとウケたらしい。

 それを見た相方が「あれ!コントでいけるんちゃう」と言ったのが始まりだという。

 

 ひょんなことから、ミスマッチの面白さに気づくところは、やはりダダ者ではない。最初から「ドラえもんでコントを作ろう」と発想したら、着ぐるみを用意した可能性もある。

 そこを、あえてチープにすると可笑しさが倍増するというミラクルだ。古典落語の師匠が扇子と手ぬぐいだけで何でも描写するのと同じではないか。

 演技のスキルがあれば、タオル一枚で表現できるのだ。しかも、着ぐるみを用意するより笑いが多いのだ。

 

 まあ、常人の私には気づけない発想だが…。世の中には飛びぬけた人が居るものである。

 

 

 

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直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

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早とちり。復学はするが…

 前回のブログは早とちりだった。春風亭昇太むさんの大学復学で、東海大落研の復興を期待したが…。

 通うのは静岡のキャンパスに落研が無いらしい。

 

 落研のある湘南校舎(実は平塚)には、現役が二人。新一年生にパワハラの無い楽しい指導をして欲しい。未来のスーパースターが一人入れば復興可能である。一之輔さんは日芸一年の時の同期は無し。たった一人だったそうだ、二年後輩に柳家わさびさんが入って復興した様だ。

 

 今年の東海大一年に、未来の一之輔みたいな天才が入ることを夢見ている。いや、ダメでもいい。楽しく四年間活動してくれれば十分だ。

 

 新一年生で「サンフリを聞いていました」という猛者は現れないだろうか?

 

 

 

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大学に復学制度があるらしい…

 東海大には中退者が、続きの単位をとって卒業する「復学制度」があるそうだ。何と!その制度を使って、春風亭昇太さんが復学するという。

 

 昇太さんは、四年の時。全ての単位を取っていながら、卒論を出さず。「俺は、今から中退届けを出しに行く」と部室を出て行くのを後輩が見送った。

 卒業できるのに、落語家になる為の区切りとして中退した様だ。その時、私は「卒業して落語家になればいいのに…」と思っていた。

 先日のラジオのトークによると…。柳昇師匠にも親にも「中退した」と嘘をついて落語家になる許可をもらってから「中退届け」を出したそうだ。中退なら親もあきらめて落語家になれると思った様だ。親には中退と言って卒業してもいいのに、真面目過ぎて嘘を後付けで現実化してしまった様だ。

 

 東海大学落語研究部は、今、部員が女子2人(多分、4月から3年と2年)。いつクラブ消えるか分からない状態だ。

 ラジオで昇太さんは「クラブにも入ろうと思っている」と言っていた。これは、ありがたい。落語芸術協会の会長が入ったら、クラブの復興がなされるかも知れない。

 ジーコ住友金属(後の鹿島アントラーズ)で現役復帰した時の様な衝撃だ。実現すれば、文化祭の会場は立ち見のパニックだ。

 40年以上前に私も体験した、満員で入れない文化祭を後輩達も体験できるかも知れない。

 となれば、後輩の落語家も出ざるおえない。春風亭昇之進、古今亭今輔、春風亭柳雀、昔昔亭喜太郎、もかけつけるだろう。太鼓も叩いてもらおう。今は途絶えた三味線と太鼓の生出囃子が復活することも可能だ。OBの夢は広がるばかりだ。

 

 東海大学、新入学の皆さん。落語研究部に入るなら…「今しかありません」。

 

 できることなら、私も入りたいぐらいだ。客席の後ろから笑いの波が押し寄せる、あの、文化祭の感覚が味わえるかもしれない。

 いっぱいの良いお客さんの前でシラケタ奴も当時はいたが…。それなら、あきらめが付くというものだ。アマチュアなのだからそれも青春の思い出だ!

 

 残念ながら私は卒業しているので「復学制度」は使えない。

 

 

 

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放送作家が先生と呼ばれる案件

 某ラジオ番組でスタッフやタレントが「放送作家を先生」と呼ぶのは…?!との話が出た。良い悪いではなく、仲の良い仲間だと「違和感」が生まれる様だ。

 

 実は全員が「先生」と付く訳ではない。ラジオ・テレビの創世記に活躍した皆さんが「先生」と呼ばれた。作詞・作曲・構成も全てやった三木鶏朗さん(昔のほとんどのCMソングから「鉄人28号」のテーマまで作ったスーパースター)、その弟子の永六輔さん、野坂昭如さん。さらに、天才と言われた青島幸男さん等、先生である。

 さらに、次の世代…も、「先生」と呼ばれる方が多い。

 

 しかし、近年はほとんどの番組で「先生」とは言わない。言う時は、ギャグっぽく「先生!ティッシュとって」「先生!絶賛!書き直しです」などの使い方だ。

 

 しかし、超老舗の番組となると、この「先生」と呼ぶ空気が自然に残っている。私も、とある番組では「先生」と呼ばれることがある。超老舗の番組では「昔からのクセ」「決まり」で言っているので深い意味は無い様だ(新しい番組と違ってギャグでバカにしたニュアンスはない)。また、言われる当人たちもあまり気にしていない。「先生はやめてよ!」とは言わない。

 

 超老舗番組の話。メールで作家に連絡が来る。全員に一度に送るものである。このメールの宛先欄を見ると…。スタッフがアドレスを登録した時の名前が記されている。

 ここを見ると…。年長者から「J先生」「S先生」「A先生」「小林」「K」「Y」「H」「K」「K」と書かれてる。おっ!

 

 口語と違って書き込みでは本音が出る様だ。私「小林」から下は「先生」が付いていない。つまり「私はスタッフにとって先生の境界線」の男なのだ。

 私は「その発見が面白く」…。ギャグに使っていた。スタッフにも「差別して酷いな!」と言いながらも「直さなくて良いよ!その方がネタになるから」と言っておいた。

 

 すると、次のメールの時…。何と!「J先生」「S先生」「A」「小林」…。おいおい!私は「面白いから」と言ったが…。私の先輩のAさんから「先生」はく奪するのは失礼ではないのか?大関じゃないんだから降格はないだろう?!変えるなら素直に全員「先生」にすれば良いのに、それは付けたくない様だ!

 現代人の屈折した変な忖度である。私がオジサンだから良いが…若者なら「ハラスメント問題」「に成りかねない案件だ。

 

 この話を番組の打ち上げ飲み会で披露したら、とてもウケたので嬉しかった。ネタになるので是非これからも変えないで欲しい。いや、先輩のAさんは「先生」に戻して下さい。

 

 ちなみに、落語家は師匠ですが、講談の師匠は「先生」と呼ばれます。

 

 

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古着の皮ジャン

 下北で大学の一つ先輩のお笑いライブがあり、たまには行かねば…と行ってみた。形的には落研の一つ先輩だが…。私の入部する前に退部していたのでクラブでの接点はない。女性だがキャラがあり、彼女より一年先輩達に嫉妬されていた感がある。ある先輩が「なんで、女子だと変な声出すだけでOBに褒められるんだ」と言っていたのを聞いたことがある。いつの時代も出る杭は打たれるのだ。

 

 当時。私は何も分からず納得していたが…。学生がプロのマネをする必要はなく、キャラがたっていて楽しいならあり」である。
 

 この方の学生時代の落語を観ていない私には語る資格はないが…。落語の基本は無視して、多分、自由にやっていたのだと思う。実はプロが見ると「自由度」を評価してくれたりする。

 

 それはさておき…。

 

 私はいつも開演より早く現地に行くので、時間があまる。それを理由に街を無駄に歩くのが好きである。下北沢は数年前から古着屋ばかりが立ち並ぶ。今では新品を売る店の方が少なくなっている。

 いくつか入ると…。安い物もあるが…。結構高い。古着が流行り過ぎて売れるのだろうか?

 古着のジーンズが9千円などである。新品でもっと安いジーンズがある時代に不思議だ。勿論、リーバイスの貴重なビンテージが何十万円もするのは分かるが。ここは普通のジーンズだ。

 

 何軒目かに皮ジャンの古着の店に入った。ここは、他より程度も良く…。あれ!値段も安い。その中の一着を買わないが着てみた。なかなか良い。しかも、5千円ぐらいだ。ネットオークションなら3万円はしそうなものだ。私は買わないが…。あれ!欲しいな!と思ってしまった。薄手なので春も着られそうだ。

 しかし…。ライブの前に買って荷物が増えるのはマヌケだ。昼の公演なので、買わずに会場へ。

 

 帰りに…。うっ!あの皮ジャン…。しかし、冷静に考えると家に皮ジャンは7着はある。いかん!これは、店と遠い道で帰ろう。思い切って駅へと向かう…。うっ!営業中の焼き鳥屋がある。昼ごはん代わりに入るか。焼き鳥でビールは旨い。煮込みも頼んでしまう。結局、4千円程飲んでしまった。さらに、ラーメンを食べて千円ほど…。

 

 あれ?無駄な革ジャン買っても、飲まなきゃ出費は変わらないのでは?

 

 私の人生は無駄ばかりで生きている。まあ、後輩と一緒になって奢るよりは安かったとあきらめるか。

 さらに、冷静に考えると大人なのだから、もっと高い皮ジャンの新品を買っても問題ないのだ。どうせ無駄なら大きくやりたいものだ。

  

 

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師匠Mに貰ったロレックス!?

 私は大人なのでロレックスの腕時計を持っている。セレブなので買ったものではない。

 

 30年以上前。事務所で師匠のMから言われた。「うちの事務所の作家全員に腕時計をやる」。我々が驚いていると…。

 一番年長の作家Oに「お前は、これだ!オメガ!」。見ると、スピードマスターの様だ(知識がないので違うかも・アポロで月に行った時計)。「小林!お前はこれ!ロレックスだ!」「えっ!」。

 見ると確かに、ROLEXと書かれている。当時、アメ横でROTAXというバッタモンを売っていたが。それではない。

 

 このロレックスは、薄くて手巻きで日付無し。なんだか、怪しい感じだった。それでも、ダダで文句は言えないので使っていた。

 しかし、一日に3分遅れる。本当に本物なのか?と思いながら、20年程たった時。ロレックスの図鑑を買った。調べると、似た物はあるが針の形まで同じ物はない。やはり、偽物かカスタムか?

 

 さらに、デパートのロレックス店に行ってみた。「一日3分遅れるんですが…」と言うと、調べてくれた。私は「偽物です」と言われると思っていたが…。「これ、マックスに巻くと一日数十秒のずれで正常です。多分、ゼンマイが劣化して途中から遅れるんです「「おや?本物なのか?」「メンテナンスだとオーバーホールなので〇〇万円ですが」「えっ!ゼンマイだけ替えて下さい」「それは、やってません」。

私はそのまま帰って来た。しかし、本物と分かったのは収穫だ。やはり今も同じ物は見たことがない。ネットで似た物を見ると、16万~30万ぐらいで売られている。ロレックスとしては最安値だ。ボーイズタイプというものらしい。

 裏に刻印があり、62と書かれている。1962年の製造だろうか?ギブソンなら高値が付く年代だが、ロレックスは違う様だ(当たり前だ!ジャンルが違う)。

 

 私は個人店の時計屋でゼンマイを交換した。傷付のガラスも替えた。2万ぐらいで直った。しかしは、純正ではなくなったということだ。

 元々、まったく同じ針の形が無いのでカスタムの可能性が高い。または名鑑にも載っていない幻の逸品かも知れないが…。

 

 ある真打ちパーティーで付けたらベルトが切れた。見ると、ピンが抜けただけで簡単に直った。しかし…。ピンが外れやすくては恐くて使えない。なんてこった!

 

 まあ、ダダで貰って文句を言ってはいけない。次の真打披露のパーティーで久しぶりにはめてみよう。切れたら…。もう、ベルトもカスタムにしてやるぞ!

 

 あっ!今気づいたが…、同じようなブログを以前も書いていた。もう、記憶力も無くなっている。

 エピソードやボキャブラリーの引き出しが限界に来たのかもしれない、ブログやめようかな!

 

 

 

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放送作家で専門学校の先生・下村稔さんが「上」に登場する「初めての下宿の描写」を褒めてくれました。私としては意外な部分でした。落研入部前の不安な若者の描写が良かったそうです。

 

「青春落語バカの楽しいエピソード」有名劇団の主催者や脚本家、演出家絶賛!

社会人落語の大御所・若木家元翁(元治ー)さん(国学院OB)、フリーターアナ・森たけしさん、神奈川の先生・木馬さん、山梨の大学で語学を教える、とんぼさん、も読んだかどうかは分からない名作エッセイ!

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湯河原の温泉「青巒荘」が…

 湯河原の温泉「青巒荘」が民事再生法を申請したそうだ。この温泉には思い出がある。

 その昔。有〇町の某ラ〇オ番組。「〇M〇▽」のANNで、DのHさんが私に言った。「出演者とスタッフで温泉行くから、適当な温泉みつけてよ。高く無くていい所をよろしく!」。

 当時。二十代中盤だった私は温泉の知識など皆無。かといって当時は断る権利はない。仕方なく、本屋で関東の温泉をまとめた本を買った。値段が普通で建物の写真が渋い温泉をピックアップしていると…。青巒荘が目に留まった。青・巒・という漢字の強さにひかれたような気がする。漢字のデザインだけで刺青にする外国人と同じ感覚だ。

 私は、時間をかけて厳選したフリをして…。「一日調べたんですが…。ここなんかどうですか?」見せると…。「おっ!いいんじゃない!」簡単に決まってしまった。どこでも良かった様だ。多分、ダメな宿なら「小林が選んだんだよ!ダメだな~!」と放送でいじる気である。

 

 恐る恐る…。タレント、作家二人、D、ミキサー、AD、と揃って出かけたが…。これが、とても大きくて雰囲気があって良い温泉だった。

 宿のスタッフによると「この部屋は、以前、歌手のWAさんも泊まってくれたんですよ」とのこと。何と!Gッド・Nちゃんである。

 

 露天風呂が混浴だと言う。行ってみると…。大学生ぐらいの女子が二人入っている。我々は真面目なので遠くから「入っていいですか?ダメなら入りませんから~!」と叫んだ。女子二人はすぐに上がったがきさくな女子大生で、その後、カラオケに行くことになった。これは、タレントの〇Mさんが誘ったからだ。H〇〇Mさんは女子だが短髪で男性にも見えた。我々は「まさお!」と呼び、本人も男言葉を使って演じていた。つまり、ドッキリ的に男性として女子をナンパした形である。まだ、彼女が無名の頃のお話だ。

 

 カラオケは「まさお」と「女子大生」で爆笑となった。そのまま、部屋でトランプをして、まるで修学旅行だ。勿論、何もなく女子は自分の部屋へ帰って行ったが…。リーダーの「まさお」は、最後まで「まさお」のままだった。

 

 その帰り。我々は何故か「秘宝館」へと立ち寄った。その時は、「まさお」は、本来の女装(いや私服)である。ロープウェイに乗ると一緒になったオジサン客が、「まさお」を指を指して言った。「あれ?あなた、有名人だよね?」。

 やばい!我々はバレたと思い、タレントを守る体制だ!すると、オジサンは「…あっ!そうだ…あなた…キョンキョン?」。我々は体から総崩れである。言うにことかいて…キョンキョン?!「秘宝館」はエッチな物ばかりのテーマパーク(博物館か?)である。でも、オジサンはギャグではなく真顔で「キョンキョン」と言ったのだ。オジサンからすると有名人のオーラがキョンキョンに見えたのだろうか?確かに体形は似ているかも知れない。いや!それにしても…。ポンコツすぎるぞ!オジサン!

 我々は、オジサンに「ど近眼ですか?」と聞くのをぐっとこらえていた。そして、「まさお」は大喜びである。

 

 次週の放送では「見る人が見れば分かるんだよな!」と、間違ったトークが続き、爆笑となった。

 

 思い出の青巒荘…。再生して欲しいものである。

 

※このエピソードは、以前にどこかで綴られたものと重複している。

 

 

 

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