放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

バイクに買い取りチラシ…疑惑?!

 以前、バイクの調子が悪くなって…。近所のバイク屋で見てもらったら「誰かが調整かえた形跡があります」と言われた。

 ネジを回すだけでエンジンの回転なのかガソリンの出方なのかが変えらるそうだ。

 

 業者によると「ふかしていないと止まる状態に変えられている」と言うのだ。

 なんとも気持ちの悪い「愉快犯」だと思っていたが、同じことが1年に1度はある。

 

 しかし「何のためにこんなことをするのだろう?」。私はずっと、不思議に思っていた。

 

 ある時。バイクにチラシが張ってあった。買い取り業者のチラシである。チラシを剥がすついでに、エンジンをかけてみた。

 チョークをかければかかるが…。戻してしばらくすると止まる…。数回やるが結果は同じである。

 「もしや?」と思って、あのネジを回してみた…あまり変わらない…。もう少し回した…変わらない。さらに、ダメ元で二回転程大胆に回してみた…。何と!元に戻った。

 

 これは、明らかに人為的に「エンジンの調子が悪くなった」と思わせ偽装だ。しかも、チラシ…。あれ?そう言えば、過去に何度もチラシとエンジンのイタズラは繰り返されている。

 憶測の域に過ぎないが…。これは、人気のバイクを安く売らせる為の犯罪行為ではないのか?今回の業者はチラシに、このバイクの買い取り値段「8万円」と手書きで記している。怪しい!しかも、このバイクは、この3倍以上で取引されているものである。故障を装って安い仕入れを狙っているとしか思えない。

 

 いや!これは、私の妄想にすぎないかも知れない。「愉快犯」がネジを回したタイミングで偶然業者がチラシを張った可能性もある。

 

 でも、誰かが「ネジを回している」。妖怪・ねじねじさんかも知れない(そんな妖怪は、水木先生でも描いていない)。

 

 

 

 

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「旅の宿」を吉田拓郎風に弾くのは苦難の道だ!

 アコースティックギターを始めて21年。

 初めて弾いたのは世田谷線宮の坂駅近くのバーで教わったのは拓郎の「シンシア」だった。

 プロのミュージシャンに直接教わったのだが…。これは、Fさえ克服すれば初心者にも弾けるので、とても楽しかった。

 

 そんな初心者の私が、なんとなくマスターに聞いた。「「旅の宿」の演奏ってどうやって弾いてるかまったく分からないですよね」。

 マスターは愛用のギター・オベーションを取り出してイントロを弾いてくれた。そして、人指し指のハンマリングと小指のプリングオフを教えてくれた。私は、嬉しくなって、そこだけ練習していた。

 

 ある日。ユーチューブで吉田拓郎さんが「旅の宿」のイントロを弾くトーク番組を見た。すると…。イントロで使う弦がマスターのものより一本上。5弦だった。私は「騙されたー!」と落胆して、5弦に変えて練習した。

 

 あれから、20年。最近、ユーチューブで拓郎ファンが指導する「旅の宿」のコピーのやり方を見た。

 すると…。あああ~!プリングオフのやり方が人差し指と小指が逆と気づく!「クソ~!あのボンクラマスターめー!」20年も騙され続けていた(音の違いに気づかない私もボンクラなのだが…)。

 

 私は20年ぶりに「旅の宿」をさらい。超難しかったエンディングのアルペジオもコピーに成功した。

 まだ、演奏終わりからエンドの決めに移るまで1秒ほど弦をさがす時間がかかってしまうが、拓郎風に終われる様になった。

 

 調子に乗って毎日「旅の宿」ついでに「今日までそして明日から」(これも、ほぼコピー)も弾いている。愛器はギブソンJー50なので音は本物である。

 拓郎引退後は、自分が勝手に引き継ぐ勢いだ!誰にも聞かせないが…。私は成長している。脳のどこかが進化している筈だ!

 

 そう思わないと、老化が激しくて…生きて行けない!今日も腹の筋肉が吊った!

 

 

 昭和55年。本厚木の下宿に後輩を集めて三年の頭下位亭貞車さんが生ギターで唄うのが女子部員に人気だった。

 私は、そんな青春野郎の中に入れなかった。羨ましい気もするが、小田急相模原の焼き鳥屋「秀吉」で、バカっ話をする方が粋でオシャレだと思っていた。

 だって、ギター弾けないし、買う金もない。「テレビジョッキー」で白いギターを貰う隠し芸もない。何も無かった頃のお話です。座布団とドテラと銭湯と使いっ走りと…大笑い!くだらないのが、だだ、ただ、憧れでした!

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落語協会・新真打・三人と扇辰師匠と市馬師匠と一之輔さん!

 年間購読している演芸専門誌「東京かわら版」9月号が届いた。表紙は落語協会の新真打三人である。

 おや!…私はこの三人の真打それぞれに思い出がある…。

 

 10年以上前。FMラジオのJFNで元旦に入船亭扇辰師匠の特番を担当したことがある。「らくごの心」という新春特番で、落語の現在を解説する番組だ。

 この特番では、落語に登場する浅草のレポートや、落語の歴史、師匠と弟子とは?など、基本的なことを優しく解説していた。

 この時。師匠と弟子の対談で、入門仕立ての前座・入船亭辰じん(新真打・扇橋)さんがスタジオに来ていた。ラジオ局からはギャラが出そうにないので、私は個人的に師匠の扇辰さんに内緒で一万円のご祝儀をあげた(ラジオの特番でこんなにあげたら、あまりギャラは残らない)。あの時の、前座さんが大名跡・扇橋を継ぐとは感慨深い。私が前座さんにご祝儀をあげたのは、この時、だだ一度だけである(扇辰師匠が大学時代からの知り合いということもあるが…)。私は先見の明があるのだろうか?チョット自慢である。

 

 こちらも10年以上前だが、テレビ朝日の「落語者」という番組を構成している時。ディスレクターと共に、出演をお願いした柳亭市馬師匠のお宅を訪ねたことがある。番組の趣旨を説明していると、お茶を出してくれた。私はお茶を飲んだ後「このお茶美味しいですね!私、静岡出身なんで、美味しいお茶を飲むと嬉しくなるんです」と言ってみた。すると、市馬師匠は前座さんに「ほら!そんなに良いお茶じゃなくても、チャンと入れると美味しくなるだろう!二杯目は羊羹をお出しして!」。市馬師匠はそれからずっと笑顔になった。

 多分、師匠はお茶の入れ方を新人の前座さんに教えていたのだろう。この時、お茶を入れてくれたのが市弥君!(新真打・小燕枝)である。

 

 そして「落語者」の収録でスタッフ全員で市馬師匠を囲んで写真を撮った。その時。ちゃっかり番組には出ていない市弥君が前列で写っている。大したものである。

 

 こちらも10年程前だろうか…。FMラジオ「サンデーフリッカーズ」(JFN)主催でファンイベントを兼ねた落語会を開いたことがある。

 会場がネットしていない東京と不思議な会だったが、ラジオの公開録音も行われ、地方から参戦したリスナーも多かった。

 私にはまるで吉田拓郎の「つま恋」を思わせる衝撃である。ラジオのイベントの為に、県をいくつもまたいで見に来るなんて、音楽でしかありえないと思っていた。

 この時。ゲストとして一席やったのが春風亭一蔵さんだった。一之輔さんの弟弟子だが、楽屋でも「がはは!」と笑い、ラジオの収録が入っていてもビビることのない度胸のある若手だった。

 客席も良くウケていたのを憶えている。

 

 今回の落語協会の真打三人は…。とても楽しみな若手だ。

 東海大落研としては、後輩・芸術協会の柳雀が一押しだが…。こちらも、目が離せない…。

 

 

 体調を壊したが、やっと、回復してきたのでエッセイを書いてみた!まだ、扇辰師匠が二年後輩の(国学院)シベリ家翌柳だった頃のお話です。

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松本貴子監督のドキュメント映画「掘る女縄文人の落とし物」

 昭和55年。東海大学落語研究部に入部した時。映画研究会の同級生に、ター子とあだ名される女子大生が居た。ラジオ「サンデーフリッカーズ」(JFN)の今週のテーマも「女子大生」だ。

 

 ター子さんは、いつも背筋が伸びて歩く姿が格好いい。きゃしゃで可愛い人だった。舌ったらずなのか、不思議な発音をしていた。我が部の二年先輩の切奴(きりど)さんと仲が良く、先輩なのに「きーど!きーど!」と「さん」づけもなく、変な発音で会話していた。

 

 そこで、私は「むっ!」とした。規律と上下関係を重視する我が東海大落研にとって、先輩を「さん」無しで呼ぶことはご法度である。しかも、発音が変なのも「許せない!」。私は、つい「何で先輩に「さん」をつけないんだよ!」と、言ってしまった。

 その返事は「だって、私、浪人してるから年かわらないのよ!」…。

 ここで、また、私は「むっ!」とした。だって…。うちのクラブでは3浪しても一年生扱い。中学の先輩後輩が逆転した例もある。この理論は通用しないのだ。

 しかし、彼女は悪びれることもなく「きーど!」と呼び続けていた。先輩も先輩だ!「きーど!」と呼び捨てにされて「おう!元気か?」などと嬉しそうだ。「キーッ!」女子大生は得だ!と思ったが…。チョット可愛かったので、いつしか、私も許してしまった。「ター子じゃあしょうがないか!」。そして、思った「映画研究部って自由でいいなー!」。学生時代は無いものねだりである。

 

 彼女が三年ぐらいの時だろうか…。女子大生が監督するポルノ映画の企画が持ち上がった。劇場公開するポルノを女子大生監督が撮るというのだ。その監督がター子さんだった。当時、落研の一年生女子に聖子ちゃんカットの天然な部員がいたのだが、ター子さんに「映画に出ない?」とスカウトされたそうだ。「ポルノ」と聞いて断ったそうだ(そりゃあそうだろう!)。

 

 キャンパスを颯爽と歩く、ター子さんは、やはり、背筋が伸びて格好良かった!学生生活を楽しんでいる様に思えた。毎日、ウケずに悩んでいた私とは「天国と地獄」の違いである。

 

 今、ドキュメント映画「掘る女縄文人の落とし物」が公開されている。順次全国公開らしい。監督は松本貴子さん。あの、ター子さんである。

 同級生の活躍は、嬉しいものである。今思うと、あなたは「さん」などつけなくて大丈夫な存在でした。キャラと合っていたもの…。私は同級生でも「さん」を付ける。年上だから…。 

 

 

 

 残念なが、ター子さんの事は書き忘れている青春エッセイ!落研のことばかりです。

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何でも鑑定団の再放送を見ていると…

 今、何でも鑑定団の再放送を見ていると、京都の老舗・帯屋の奥さんが出ていた。その名前KTさん。

 私は、以前、テレビのスタッフにいたKTさんのことを思い出した。彼は京都の着物屋の息子だと聞いたことがある。

 私は「そうか、KTというのは京都に多い名前なのだ」と思った。

 

 そして、次の瞬間。依頼人の家族との写真が出た。そこには、見覚えのあるスタッフが写っていた(少し変わっていたが本人と思われる)。名前も同じである。

 どうやら彼の親戚が出ている様だ(カミさんか?)。

 

 突然のテレビでの再開に、また、思い出した。KTさんと最後に会ったのは、サディステックミカバンドの再結成コンサート(カエラちゃんの前の再結成)に向かう電車の中だった。彼も同じコンサートのチケットを持っていた。私はファンではなかったが、とった人がハードなファンで一番前で見たのを憶えている。

 

 今、鑑定額が出た。日本人形が色々で8百万円!こんな凄いお宝があるとは、本当に凄い老舗の様だ。

 

 それがどうしたという訳ではないが…。人生は伏線の回収である。BY水道橋博士

 

 

 

 YМOが大流行していた昭和55年の大学生のドキュメントエッセイ。松田聖子さんがデビューしたのもこの年。ラジオから流れるオフコースのサヨナラを聞くと、初めて一人暮らしした私は涙が止まらなかった。先月、亡くなった母は初めて下宿に引っ越した日に炊飯器や鍋、釜を揃えてくれた。心配する母に…私は冷たく「もう、大丈夫だから帰れよ!」と言ってしまった。母と父が帰った夜、オフコースの曲を聞いて泣いてしまった。あの時の「早く帰れよ!」は本心ではなかった。親離れしないと自分がダメになると思って無理をしていたのだ。青春期の子供心は複雑だ!その頃のお話です(このくだりは、放送作家の下村稔先生が褒めて下さました)。

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某ラジオのテーマ「重箱をつつく」で思い出した!水戸黄門の謎!

 数十年前の事。確か西村さんの水戸黄門だったと思う。開始そうそう、田舎道を歩く水戸黄門のご一行を、若者が二人(男)が足早に追い越して行く。

 その直後。お銀(由美かおる)が言った。「今の、二人…足音がない!」黄門「何?忍びの者か?」。うなづくお銀。驚きの表情の助さん、格さん。

 

 ビデオに撮っていた私は「?」もしやと思い、放送後、この部分を音声を二倍にして再生してみた。すると…ザッザッザッ!…やっぱり!完全に足音を立てている。足早な分だけ御一行より足音は大きかった。

 

 私は思った。「お銀、まだ、修行がたらんのう!」

 

 そして、製作者の皆さんは痛恨だ。編集で何故音を消さない!重箱の底をつついたらきりが無い。

 

 

 

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アイスラッガーは大人の無駄遣いか…。

 小学校の低学年で見た「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」は、私の創作の原点である。舞台がSFでも大人が真剣に作ると素晴らしい作品になることを教えてくれた。「緊張」「緩和」「ギャグ」まで、この作品には詰め込まれている。

 「ウルトラマン」のイデ隊員、「セブン」のフルハシのコミカルな演技は演芸に通じるものがある。

 

 「ウルトラマン」でハヤタがカレーを食べたスプーンで変身しようとしたギャグは、あまりにも有名だが…。あれを見た時。子供心に「カッコイイ!」と思った。ヒーローが三枚目の一面を見せるのは魅力に繋がるのだ。これは、長嶋茂雄さんの格好いい三振や華麗なエラーと同じである。

 当時、このスプーンの演出で実相寺監督が上司から怒られたそうだ。台本には無いアドリブの演出だったという。しかし、翌日。局には「絶賛の電話が鳴りやまなかった」そうである。

 私だけではなく全国の子供達も、格好いい(面白い!)と思った様だ。

 

 そんな思い入れは、60才を超えても心の中にある。



 ネットで「アイスラッガー」型のペーパーナイフを買ってしまった。これから封書を開けるのが楽しみだ。

 ちなみに、子供の頃。初めて「アイスラッガー」の名称を聞いた時。氷の様な切れ味のスラッガーだと思っていた。

 後に、「アイ」は「目」を意味することを知った。「ウルトラセブン」は目がポイントで、主演のオーディションも「目」で選んだのだそうだ。

 変身アイテムの「ウルトラアイ」も同じ目である。

 

 目で見る手紙を開けるのに、アイスラッガーのペーパーナイフはピッタリかも知れない…。

 

 「緊張の緩和」という、桂枝雀師匠の「笑いの理論」など知らなかった大学生の苦悩のエッセイ。

 ただ、ひたすらに「面白い人」になりたかった…。

 ずっと、この空気の中に居たかった…。でも、ウルトラヒーローの様に、ある日、目の前から去って行く…。「あけの明星が輝くころ…」そんな感じです。なんだそれ?

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