放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

昭和55年の魔法瓶!

 NHKのBSを見ていたら「クールジャパン」の番組で昭和レトロの花柄製品が復刻されて人気だという。

 

 「はっ!」と思った。我が家には昭和55年の四月。東海大学落語研究部入部時に、母親に持たされた花柄の魔法瓶がある。大根駅近くにあった忠実屋で母親が買った物だ。テレビによると花柄の魔法瓶も今復刻されて人気だという。

 

 私は学生時代。ほとんどこの魔法瓶を使ったことがない。茶葉は買わなかったし、飲み物は基本が缶ジュースだ。

 今思うと「全然クールじゃない日本人」だ。しかも「花柄?ダセー!」と思っていた。ドテラで街を歩いていたクセに変な話である。

 

 卒業して20年ぐらいの頃だろうか…。春風亭昇太さんが私の部屋にある「花柄魔法瓶」を見て…「これ、絶対捨てるなよ!価値出るぞ!」と言っていたのを思い出す。

 なんと!先見の明がある男だ!昇太さんは、私の車「初期型・マツダロードスター」も「これ、売るなよ!今に価値がでるぞ!」と言っていた。

 そして、今、旧車ブームで私が買った時の三倍ぐらの値段でやりとりされている。この先見の明も流石だ!

 

 今、魔法瓶を磨いてみたが、使っていないのに放置していたので汚れやサビがある。なんともモッタイナイ話である。

 

 今年の冬はこれにお湯を入れて、焼酎のお湯割りなど飲んでみようか…。今年亡くなった母親が「今頃、やっと使うのかい?」と言いそうだ。さらに「そんな汚いの使わず、新しいの買えばいいじゃん!」とも言いそうだ。母親は中古とか古着とかが嫌いだった。でも、魔法瓶は捨てません。もう、電気魔法瓶も所有しています。こちらは、いたんだので買い替えるかも?

 

 チョット前に、春風亭一之輔さんが「魔法瓶って!うちの子供が、どこが魔法なの?」とバカにしてたよ!と言っていた。

 確かに魔法は言い過ぎだ!スマホの方がずっと「魔法」である。

 

 

 この魔法瓶を買った時。森たけしアナは青学の二年生。ソフトボールの守備をする私に「卑怯だぞ!」と罵声を浴びせた先輩だ!大リーグのジャンパーを着ていたオシャレな先輩だ。私は中学で買ったアディダスの紺のジャージだったと思う。実は、そのジャージ上は今もジョギングに使っている。こちらも、古着で高くなっていないだろうか?昭和50年頃のジャージだ。ズボンは学生時代に破れて捨てた。

 さらに、中学時代オールナイトニッポンを聞いていたソニーのラジカセは、ラジオしか使えなくなっていたので捨てようとしたら昇太さんが「俺にくれ!」と持って行った。本物のレトロ好きだ!

 そんなレトロ好きが、推薦図書としているかもしれないのが、このコラム!

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「嗚呼!青春の大根梁山泊~放送業界編~」も出てます。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

安いです。上→200円。中→300円。下→300円。

「放送業界編」800円(高そうに見えますが、上中下に分けていないので、枚数と値段は同等です)

 

放送作家で専門学校の先生・下村稔さんが「上」に登場する「初めての下宿の描写」を褒めてくれました。私としては意外な部分でした。落研入部前の不安な若者の描写が良かったそうです。

 

「青春落語バカの楽しいエピソード」有名劇団の主催者や脚本家、演出家絶賛!

社会人落語の大御所・若木家元翁(元治ー)さん(国学院OB)、フリーターアナ・森たけしさん、神奈川の先生・木馬さん、山梨の大学で語学を教える、とんぼさん、も読んだかどうかは分からない名作エッセイ!

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