放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

栄光の出世ジャケット!今も大切にしている!

 25年程前だろうか…。大学落研の先輩・春風亭昇太さんの家に春風亭柳好さんと私とで行った時のことだ。

 

 昇太さんが、突然、革のジャケットを差し出して「柳好!お前にやる!着ろ!」と、言った。イタリア製と書かれている。

 これは、昇太さんが二つ目の頃から真打になってしばらく着ていたものだ。昔からの昇太ファンなら「あの、時のジャケットだ!」と思う程、よく着ていたものだ。

 

 「どうだ!」とばかりに差し出した昇太さんに対して、弟弟子の柳好さんは言った。

 

柳好「あたし、こういうの着ないです。ヒャーハッハッハー!」

昇太「お前、いらねーのかよ!これ、良いやつなんだぞ!」

柳好「いりません!」

昇太「もう、いい!やらない!小林!お前、着ろ!」

私「いいんですか!頂きます」

 

 柳好さんはいつも正直な人だ。着なくても記念に貰っておけばよいのに…。そんなことはしない。

 おかげで私は、昇太さんが二つ目でTBSの「ヨタロー」に出て人気となり、抜擢真打になってもしばらく着ていた栄光の「出世ジャケット」を手にすることになった。

 

 これを持っているだけでも、運気が上がりそうだ!しかし、手にすると汚れが凄い。袖に食べこぼしの後があり、チョット臭い匂いも漂っている。

 それでも、私は仕事で「勝負の時」などに着ることにした。そのまま、10年は着ていたが…。サスガに悪臭が漂い出した。

 そこで、私はネットで皮製品が洗える洗剤を買って洗ってみた。乾かすと完璧に匂いは消え、革も劣化していない(経年劣化と色落ちはしていますが…)。

 

 私は「とても運が良い」。この「出世ジャケット」のお陰なのかもしれない。

 

 

 

 イタリア製など見たことも無かった学生時代。ブランド物といえば「福助の足袋」だった。運と勢いだけで駆け抜けた青春時代のドキュメント!

 明日は「どんな酷い目にあって笑うのだろう?!」毎日がアトラクション。夢のピーターパンとドラえもんが共存する様な、メルヘンで熱い真実の書!

 昨日、久しぶりに購入者が現れました。「あなたは偉い!絶対に出世します!」

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直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

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