放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

私の味覚はバカ舌なのか?!

 学生時代から40年以上付いている嘘がある。それは、日本酒を飲んで「これ、上手いですね!飲みやすいですね!」と言う言葉だ。

 特に冷の常温で日本酒を飲む時。私は、旨いと思ったことが一度もない。

 

 でも…。「日本酒不味い!」と言うと、粋じゃない奴。ダメな奴と言われそうだし。落研時代は日本酒が苦手などと言うと先輩に「だから、落語がヘタなんだ!」と言われかねない。落語会を開催した時、他の大学から貰った日本酒を、後日部室の湯呑で飲むのだが…。私には苦痛の時間だった。

 先輩の芸の蘊蓄やバカ話を聞くのが楽しくて笑いっぱなしだが…。日本酒の味には馴染めなかった。

 

 これは「裸の王様」と同じだ。「旨い!でも、冷は後でくるから、もう、やめておきます」等と言って誤魔化している。

 本当は日本酒が「不味くて飲めない体質(舌)」なのです。

 大吟醸などの高い日本酒を飲んでも、これは変わりません。「高い味」とは分かるのですが、日本酒が苦手なようです。これも、二杯ぐらいは飲みますが…。後はビールに戻します。

 

 さらに、これはワインにも及ぶから始末が悪い。高いワインの上手さが分からない。いや、分かるのだけれど「高いなら当たり前だろう!」となってしまう。もっと言うと、値段の割には「旨くない」と成ってしまう。

 一本一万円を超えるワインなど富豪が飲めば良い!と思ってしまうのだ。だから、車もポルシェは買わない。買えても買わない。豪邸に住まない者が買うのは、私的には格好悪いのである(これは、お酒の味とは意味が違いました…)。しかも、私はスピードが嫌いだ!ポルシェのフォルムが好きである。

 日本酒で言うと「酒ではなく一升瓶の形が好き」ということか?いや、これも違う!例えがブレブレだ!大変な比喩下手である。

 

 実は珈琲も高い珈琲メーカーで入れたモノが苦くて濃くて飲みにくい。そこで、超粗目に挽いた豆で、フレンチプレスする。蜂蜜、ミルク、を入れて飲む。たまにペーパーフィルターを使う時も粗びきである。

 

 食べ物は、納豆、豆腐、ネギ、チーズ、が一番上手い!

 

 貧乏人のやせ我慢にも思えて来た!でも、トリュフもキャビアも、納豆程旨くはない(味覚には個人差があります)。これが、バカ舌の出した結論である。

 

 異論は多々あると思いますが…。私がそうなだけで、一般的には全部美味しい筈です。決して信じませんように…。

 各自、自分の舌が正解です!

 

 このエッセイは…。このシリーズ始まって以来の失敗作かも知れない…。

 

 

 

 

 日本酒冷と部室で闘っていた頃の、やせ我慢のお話です。毎日が楽しくて、一生学生で居たいと願っていました。その気持ちは今も変わりません。バカ舌どころが「バカ人生」。真面目な会社員が苦手な日本酒冷に思える秋の夜である。

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「嗚呼!青春の大根梁山泊~放送業界編~」も出てます。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

安いです。上→200円。中→300円。下→300円。

「放送業界編」800円(高そうに見えますが、上中下に分けていないので、枚数と値段は同等です)

 

放送作家で専門学校の先生・下村稔さんが「上」に登場する「初めての下宿の描写」を褒めてくれました。私としては意外な部分でした。落研入部前の不安な若者の描写が良かったそうです。

 

「青春落語バカの楽しいエピソード」有名劇団の主催者や脚本家、演出家絶賛!

社会人落語の大御所・若木家元翁(元治ー)さん(国学院OB)、フリーターアナ・森たけしさん、神奈川の先生・木馬さん、山梨の大学で語学を教える、とんぼさん、も読んだかどうかは分からない名作エッセイ!

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https://note.com/bakodayo1874basu