放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

日本軍の帽子……。

  数日前。上野で落語を観るついでにアメ横へと行った。私は大体が時間より早く着くので、目的もなくアメ横を探索する。

 必ず寄るのがアメカジ系のショップと軍事物の中田商店である。これは、冷やかしのつもりでいても…衝動買いの欲求に襲われる。

 

 アメカジの店で、買う予定のない「ビンテージ風のデニム・ベスト」を買ったこともある。これは、年老いた店主が着ていて「私は毎日着てますよ」と語っていた。この方のファッションが格好良かった。七十近いと思われるが、アメリカの西部のカッコいいオッサンそのものだ。映画からクリント・イーストウッドが飛び出た様だ。

 とても高価なベストだったが、私はすぐに買ってしまった。

 

 そう言えば…。アメ横で冷やかしていたら、ペリカンの万年筆が三割引きで買えると聞いて買ったこともある。

 

 同様に中田商店を見ていたら…(戦争映画に衣装を提供する本格派のお店)。格好いい世界の軍服に混ざって、旧日本軍の帽子が売られていた。その値段が安かったので、シャレで買うことにした。

 すると店員が「〇千〇〇〇円です(正確な値段は忘れました)」「おおお~!私が見た値札の3倍もするではないか!私は、隣の別の帽子の値段を見ていたのか…」

 しかし、三倍とは言え…大人が「高いのでやめます」と言える程の値段ではない。ここで、ミエが出てしまう。顔に汗をかきながらも平静を装って…。お金を出す。心の中で「うわ~!無駄なものを買ってしまった~!」と嘆くのだ。

 

 はっきり言って、この帽子はかぶって歩けない。部屋に飾るだけである。

f:id:bakodayo-basu3:20220125130130j:plain

 私は戦争のドラマや映画をよく見る。戦争は嫌いだが、ドラマには惹かれる。戦車の造形が好きだ。

 私は昔から狭い空間が嫌いで、MRI(旧型の)も棺桶みたいで我慢できない。土管の中に入るのも嫌だ。鰻の気持ちが分からない。

 最近、思うのだが…。私の前世はどこか狭い空間で戦死したのではないだろうか?

 

 そんなことを「ふと」考えてしまう。

 

 

 

 落研の先輩の命令通りに突撃して、夢破れた!落研兵の記録!おバカ大学生の青春群像!書きなぐりの文章が心地よい!本物のドキュメントには迫力と説得力がある!と、とある文化人が絶賛していた。

       ↓

宣伝。ネット書籍「嗚呼!青春の大根梁山泊東海大学・僕と落研の物語~」上・中・下

 

「嗚呼!青春の大根梁山泊~放送業界編~」も出てます。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

安いです。上→200円。中→300円。下→300円。

「放送業界編」800円(高そうに見えますが、上中下に分けていないので、枚数と値段は同等です)

「青春落語バカの楽しいエピソード」有名劇団の主催者や脚本家、演出家絶賛!

社会人落語の大御所・若木家元翁(元治ー)さん(国学院OB)も読んだかどうかは分からない名作エッセイ!

      ↓ 

 https://note.com/bakodayo1874basu