昨日、テレビのドキュメントを見て、遅ればせながら知ったのだが…。シンガーソングライターの小椋佳さんが、今年で引退する様だ。
小椋さんはヒットメーカーでありながら、大手銀行の会社員を続けた二刀流のパイオニアだ。
私が小学校低学年の頃。フォーククルセダーズの北山修さんが医師になるためにミュージシャンを辞めたのが衝撃的だった(作詞などはしていた様だが…)。
小椋さんは、コンサートやマスコミには登場しなかったが、銀行に居ながらニューアルバムを出し、ドラマや映画の音楽も手掛けていた。東大卒というのも当時は話題になったが、大学など関係ない。銀行員と音楽の二足のワラジが凄いのだ。
ドキュメント番組によると、我々の世代が熱狂したドラマ「俺たちの旅」の音楽を小椋佳が担当したのは、主演の中村雅俊さんがプロデューサーに「是非、小椋さんで」と直訴したそうだ。
昭和五十年前後。大学生達は、皆、俺達の旅の中村雅俊に憧れて、アーミールックに下駄で歩いていた。
日本中の若者が「夢の坂道は木の葉模様の石畳、まばゆく白い長い壁」だと思っていた。
小椋さんは、番組の中で作詞の仕方に触れていた。
「実際にはありえない言葉を繋げて、さらに、なんとなく分かる組み合わせを見つけるのだという」。
何だか「笑いの作り方」と似ている気がした。
例えば「愛、燦々と」と言う言葉はない。でも、なんとなく分かるオシャレな組み合わせなのだそうだ。
私など、すでに「愛」と言えば「燦々」と答える程、騙されていた。違和感さえ覚えず、そういう言葉があるのだと「錯覚」していた程だ。
この「無理のない」組み合わせが絶妙なのだ。
冷静に考えると「夢の坂道」だって、何故「木の葉模様の石畳」なのか?雰囲気で聞かせている。どうやら「シクラメンに香り」はあまり無いらしい。やはり天才は違う。
先日。私は初めて作詞・作曲をしてみたが…。全て現実を説明する歌詞である。ザ・素人のストレートな発想だ。所ジョージさんまで突き抜ければ、プロの仕事になるが、中途半端な現実は「チンケ」なだけだ。
反省した私は、昨日、小椋佳さんをリスペクトして、詞を書いてみた。
内容は酷いものだ…。小椋佳に吉田拓郎もなんか混ざっている。プロの真似した落研の二年生みたいだ!
もし、パクられると困るので、まだ詞の発表はやめることにする。
でも、曲をつけると…それなりになったりして…?素人に怖いものはないのだ。
いつか、曲を付けてみようと思う私である。
ミュージシャンで売れたらどうしよう?妄想は広がるばかりだ!
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