放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

人気の無い魚屋さん!

 人と接触したくないので、近所の人気の無い魚屋さんを利用している。スーパーへ行くより、駅から遠いこの店は客一人で買えるのだ。
 
 その隣に人気の無い酒屋もある。
 
 自宅待機の今、最高の店だ。しかし、この人気の無い魚屋に行くと、何と! 人が居た! いつも、他の客にあったことがないのに…。みんな考えることは同じだ。
 
 しかも、いつも、五百五十円の刺身を五百円にしてくれるのだが、五百五十円の定価で売っていた。
 
 隣の酒屋も人が居る。今や、人気の無い店がブランド化して、人気の店になってしまった。今、コロナの影響で人気が出た人気の無い店が多いかもしれない。本末転倒な大繁盛。
 
 客は矛盾に気づかないのか? 意味が分からない! 
 
 そんな私も同じ穴のムジナだ。今、人気の無い客が来ない落語家が独演会をやったら人が集まるかもしれない。