放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

私は何故ギターを弾くのか?本当の理由は…

 私はフォークギターを始めて二十年になる。未だに中学生の初心者レベルである。完全にギターの才能はない。しかし、毎日、少しは弾くことにしている。

 

 ギターを始めたきっかけは、豪徳寺にあった飲み屋「月が出た」のマスターに強制的に勧められ、その店の常連だった、ミュージシャンの中野督夫(元・センチメンタル・シティー・ロマンス、薬師丸ひろ子セーラー服と機関銃」のエレキはこの方が弾いていた)さんにコードを教えてもらったからだ。

 中野さんは、私の初心者用ギターを弾いて「いいかい、小林君!ギターが上手くなるには、まず、ギターの板に「おまえは、どこから来たんだい!よろしくな!」と話しかけるんだ。木は生きているからな!そして、とにかく毎日弾く、そうすれば上手くなる。まずは、Eマイナーを押さえてみなさい」と教えてくれた。

 

 これが、表面的な「ギターを始めた動機」である。

 

 しかし、本当は、裏テーマがあった。それは、私が「発想の天才」だと思っている春風亭昇太さんが色々な楽器を弾くことだ。

 昇太さんは、ギター、トロンボーン大正琴ブルースハープ、サックス、等色々な楽器が出来る。趣味程度だが、その多様さが凄い。

 私の素人判断だが「色々な楽器を弾くと、色々な指の動きがある」「使っていなかった脳の機能が刺激されて、凄い発想が生まれる」のではないかと思っていた。

 

 そこで、せっかくギターを勧められたのならこれ幸い。私も今までしたことのない「指の動き」をしてみよう。脳の未開拓の部分を動かして「新しい発想」を生み出そう!と思ったのだ。

 

 私は基本的にケチである。あまり高い物を買いたくない。そこで、ギターを買うには「自分を納得させる理論武装」が欲しい。単なる趣味では買えないのだ。

 

 ちなみに、昇太さんの言葉で心に残っているものの一つに、独演会で話していた枕がある。

 高座にラジコンのヘリコプターを持って来て、話し出した。二千円で買った物だが、チャンとラジコンで飛ぶ。高座で飛ばしてみせて、その「面白さ」と「安さ」についてトークしていた。大人がラジコンで真剣に遊ぶ姿に笑いが巻き起こる。

 「世の中には、二千円でこんなに面白い物があるんですよ!…ということは、独演会で三千五百円とる落語家は、このラジコンに勝たないとダメなんですよ。落語家同士の小さな戦いじゃないんですよ!このラジコンに勝てないと落語界は生きて行けないってことなんです「お前は、これに勝てるのか?俺?」と自分に言聞かせて渾身の落語をお届けします」

 

 サスガは、後に落語芸術協会会長になるだけのことはある。いちいち、理論が正しいし、みんなが気づいていなかった視点である。

 三千五百円とるなら、二千円のラジコン以上、うな丼級の魅力がないと見に来ないということだ。

 

 ギターを始めて二十年…。私の脳は新しい部分が動いているのだろうか? 放送台本のギャラの価値は「ラジコンに勝てるのだろうか?」。あきらかに、ラジコンよりは高額である(当たり前だ!)。

 

 ギターを弾いただけでは、発想も全然勝てない!うちには、ウクレレ三線もあるが、まだ、練習していない。果たして、死ぬまでに弾けるようになるのだろうか?

 

 でも、冷静に考えると民放は皆さんタダで見ているから…。ラジコンの方が高い!

 「じゃあ、このままでいいか!」まったく、のんきである。

 

 

これを読むと、「脳の別の部分が刺激されて、新しい能力が開発される」と脳科学者M氏が言った事実はまったくない!「深夜の通販」レベルのコラムは隠れたベストセラーだ!

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