「電気グルーブのオールナイトニッポン」について書いた本を電子書籍で読んだ。私と時代がシンクロしてとても興味深い内容だ。※「オールナイトロング〜私にとっての電気グルーブのオールナイトニッポンとその時代〜」
私は電気グルーブより数年前の金曜二部の作家をしていた。「久本雅美」(サブ作家)「プリーズ」「ヒルビリーバップス」と続いて…。さらに後に「セピアンローゼス」の後半を担当(立ち上げの作家・津曲がアメリカ修行に出たため、友人の私が後を継いだ)。
つまり、運命が一歩間違えば…私が「電気グルーブ」の現場に居たかもしれない。
この本ではメイン作家に赤松さんが登場する。本の作者はサブ作家だったそうだ。実はオールナイトニッポンにサブ作家が居るのは異例である。横並びの他の番組には居なかったはずだ。それも、私の体験とかぶる。
電グルでメイン作家として登場する赤松さんと私は面識がある。私は「三宅裕司のヤングパラダイス」の見習い作家をやってたが、テレビの仕事が入って来てスケジュールが厳しくなった。そこで、ヤンパラの見習い作家を抜けることになった。私の代わりに見習い作家になったのが赤松君だった。私は仕事の引継ぎで、やることを赤松君に教えて番組を卒業した。赤松君は明るい小柄な若者で劇団をやっていると聞いた。私はなんとなく「こいつ、売れそうだな!俺と違って社交性があって人から好かれそうだ!」と思ったものだ。
「電気グルーブのオールナイトニッポン」の放送時。私は同じ局の夕方の番組をやっていたような気がする。この本の作者ともどこかですれ違っていたかもしれない?
それだけに、登場する人物に知り合いが多い。局内の空気を知っているだけにその雰囲気が良く分かる。
中にはアトピーの社員とだけ書いてあるのに、私には「あっ!KSだ!」などと分かってしまう。ちなみに、2年ほど前、KSさんと飲んだことがある。
サブ作家のギャラが記されているが…。安すぎて驚いた。私が「オールナイトニッポン」のサブ作家の時の4分の1程度だ。私の時も安かったが…。その額は小学生のお年玉でも「ケチ!」と言われそうだ。
サブ作家が夜中に中継で外を走りまわされたそうだ。ショルダータイプの携帯が出始めた頃。ラジオカーを出さずに中継が出来る様になった最初の頃である。
実は私もサブ作家の頃。携帯担いで渋谷道玄坂のラブホテル街で利用客の男女にインタビューする企画をやらされたことがある。オープニングでコントがあって、セリフのきっかけで私の中継になるのだが…。携帯の電波が悪くて途中で放送のコントが聞こえない。「やばい!」と思って頭ごと携帯を高く上げると奇跡的に、きっかけの言葉が聞こえた!「あれ?小林が居ないよ!」「どうも〜!こちら小林でーす!今、渋谷道玄坂のラブホ街に来ています」
放送後「入るタイミングが良かった」と褒められた。そんな思い出が、この本を読むとリンクする。ちなみに、この時のADさんのNは今「あなたとハッピー」金曜日のディレクターである。
この作者の椎名さんは電気グルーブの学生時代からの知り合いである。私も春風亭昇太さんの後輩なので通ずるものがある。
向こうはスターで自分は単なる一番下の作家という境遇も私の体験と同じだ。私の方があの局の皆さんには優しくしてもらったが、基本スタンスは同じである。
春風亭一之輔がリスナーだった番組というのも、人生の伏線回収だ。この頃、私は「羽野晶紀ちゃん」「田代まさしさん」「加藤茶さん」他局では「昇太さんのスーパーギャング」「耳の穴」(この時のDが「サンフリ」の初代Pである)などをやっていたと思う。
なんとも青春の青い匂いがする本である。
宣伝。ネット書籍「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語~」上・中・下
「嗚呼!青春の大根梁山泊~放送業界編~」も出てます。
直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…
安いです。上→200円。中→300円。下→300円。
「放送業界編」800円(高そうに見えますが、上中下に分けていないので、枚数と値段は同等です)
「青春落語バカの楽しいエピソード」有名劇団の主催者や脚本家、演出家絶賛!
社会人落語の大御所・若木家元翁(元治ー)さん(国学院OB)も読んだかどうかは分からない名作エッセイ!
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