放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

庭に生えたフキ、食ってみるか?!

 庭にかってに生えたフキが沢山ある。ネットで調べると煮ものにして食べられるそうだ。自宅待機の時間を使って三分の一程収穫してみた。

 

 茎を塩で板ずりして、一分ゆでる。それを冷やして皮をむく。後は切ってダシ、砂糖、醤油、酒、味醂で煮る。一工夫、麺つゆも少し入れてみた。

 

 本当にこれで「アク」は取れているのだろうか?ダメなら捨てるつもりで、汁が無くなるまで煮込んだ。見た目は、市販の煮物に近い。

 念のため、ネットでフキに似た毒の植物はないか調べてみる。どうやら、無い様だ!

 

 思い付きで、家にあった飛騨山椒を入れてみた。恐る恐る食べてみると…。うっ、ううう~!ううううう~!…旨い!

 何だこれ? 買った物より味に品があるぞ!市販のものは真っ黒に煮詰めたものが多いが、少し汁を残したら上品な味になったのだ。多分、日持ちはしないだろうが、これは売れるレベルである。山でタダで採ってフキの煮物屋を始めたら、そこそこ、いけるかもしれない? 引退後はフキ専門のつくだ煮屋で余生を過ごすか。

 

 安い山でも買ってみるか? 庭のフキのせいで余計なことを考えてしまう。来年は、ワラビにも挑戦してみようか?