放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

近所のドラッグストアー

 近所のドラッグストアーに行ったら張り紙で「マスク、消毒液に関する質問は禁止とします」と書かれていた。店員が客の質問に答えたくないとは、いったい、何があったのだろう?

 

 サービス業としてありえない張り紙だけに、いったい何があったか知りたくなる。マスクなど、今週あたりから駅前の路上でも販売している業者がいるのに。

 

 私が思うに質問者は「駅前の路上でも売ってるのに、何でドラッグストアーにないんだ? 早く仕入れろ!」的なやりとりから、殴り合いになったのではないだろうか?

 「路上のマスクは高いから、ここで元値で売れ!早く仕入れろ!」「いえ、うちは仕入れのルートが正規なんで、入らないんです」「正規もクソもあるか!この野郎!」「やめて下さい!濃厚接触はダメです」「この野郎!今、それは関係ね~だろうが!」

「ダメです!あなた、マスクしてないから!」「お前が仕入れないからだろうが!」「誰か警察呼んで!」

 

 なんてことになったのかな? もし、そうなら見たかったな~!と思うのを心に止めて、他の客とは間合いを開けて、我が家で切れた塩を買う。塩なんて数年に一度しか買わないのに、こんな自宅待機の時に限って切れるものだ。

 

 我が家では塩が切れ、店では客が切れたのかも知れない。「何か切れないものはないのか?」「うちの包丁が切れない」。古典落語より。家で包丁でも研いでみよう。