放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

前回の続き「師匠との会話②」

 ある日。車の中でM師匠が言った。

 

 「小林!車運転してる時、やばい奴にからまれたらどうする?」
 「逃げます」
 「そう言う時は、ドアを開けろ!相手が胸ぐらを掴んだり、殴ってきたら、ドアを思い切り閉めろ!相手は骨折して戦意喪失だ!」
 「・・・」理屈は分かるが、そんなことが出来る訳がない。
 「こら!聞いてるのか?」
 「・・・」


 「あと、向こうが車に乗ってる時は、紳士風に近づいて窓を開けさせて、煙草の火を相手の目に突っ込め!戦意喪失だ!ただ、プロのY屋さんにはやるなよ!」
 「面白いですね!」
 「お前、やっぱり馬鹿にしてるな!」
 「いえ!」 私に そんなことが出来る筈がない(心の声)。

 

 M師匠は、大阪の組長さんの孫だけあって、会話が普通じゃない。漫画の中の極道者のような話題が多かった。

 

 「小林!俺、昔、ラジオのN放送を出入り禁止になったことがあるんだよ」
 「どうしてですか?」
 「それがさ~!俺、昔、ボクシングやってたし、爺さんがY屋さんだろう?スタッフが本当に強いのかドッキリを仕掛けてな!バイトの男が局に入り込んだ不良のフリして、スタジオで暴れ出したんだよ!だから、俺が張り倒して、倒れた所の頭を靴で踏んづけて、「どこのチンピラだ!」って、やっつけたんだよ。そしたら、ドッキリ仕掛けたスタッフが悪いのに、傷害事件でしばらく出入り禁止になったんだよ。お前も、スタッフのドッキリには気を付けろよ!」
 「や、それ、僕だったら逃げてますよ」
 「それは、正解だ!」

 

 師匠の話はメチャクチャだが、いつも面白かった。いつしか、車で送るのが楽しみになっていた様な気がする。

 

 

上の文章は、このエッセイの続き。業界編の冒頭(未完成)です。まずは、こちらを読んでから…。

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