神田の居酒屋「部室」に行った。元放送作家の後輩がやっている店だ。元後輩だけに話をよく聞いてくれる。ガールズバーのお姉ちゃんより聞き上手だ。
まさに学生時代の落研の部室の様だ。後輩は先輩を気分よくするために聞き上手となり、絶妙の合いの手を入れて爆笑を作る。これが出来る者だけがOBに一目置かれるのである。
この一目の栄冠を得る為に、後輩はガチ大喜利さながらのリアクションをする。格闘技で言うなら道場での乱取りである。
落語の高座が「試合」とすれば、乱取りは「練習・稽古」だ。実は落語のネタの稽古以上に、部室でのフリートークに「笑いをとる」ノウハウが宿っているような気がした。素人レベルで落語のネタを稽古しても「つまらないまま、スラスラと出る様になる」だけで面白さに進歩はない。
フリートークの先輩との間合いに真髄があるのだ。
この店「部室」でも同じようなトークが展開される。乗せられて一人で喋りまくっている。15分ぐらいの「放送業界漫談」になりそうなボリュームだ。
途中から入って来た知らない客も、私の話で笑っている。良い客だ!全部、酷い業界人に悲惨な目にあわされた話だが…。それを切り抜けた自分の自慢が少し入る。
鉄板のトーク「日本語の話せるベトナム人を連れて来てくれ」の指令を見事にクリアーした話に客が喜ぶ。
俺も客なのにまるで店の人のようだ。いつの間にか四時間飲んでいた…。学生時代、老人ホームで落語を二席話した時の様な疲れだ。
この店はさながら「居酒屋慰問」である。
この店に昔のレコード大賞の台本が飾られていた。分厚いのに驚く。今はネットオークションでテレビの中古台本が買えるのだそうだ。
私も見てみよう…。
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「嗚呼!青春の大根梁山泊~放送業界編~」も出てます。
青春エッセイを皆様に…
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「放送業界編」800円(高そうに見えますが、上中下に分けていないので、枚数と値段は同等です)
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