放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

藤田まことの「てなもんや三度笠」を思い出す!

 今日、スーパーで買い物してレジに向かう途中で…気づいた!「やっちまった!」財布の入ったカバンを忘れている。

 これは、エコバッグの弊害である。玄関でエコバッグを持つと鞄も持ったと錯覚してしまうのだ。最近、数回同じミスを繰り返している。

 

 仕方なく…買った物を元に戻すが、意外にもどこにあったか覚えている自分がいた。まだ、記憶力は大丈夫の様だ。「なら、財布を忘れるな!」という突っ込みが聞こえてきそうだ。

 

 家に帰り。昼は出前を取ることにした。また、スーパーに行く気がしなかったのだ。郵便受けを見ると…。宅配業者のチラシに「今ならお皿三枚プレゼント」と書かれている。すぐに「上チラシ」と「海鮮茶碗蒸し」と「味噌汁」を取った。

 宅配のお兄ちゃんにプレゼントのお皿を受け取ると…「あれ?小さい!」チラシではお皿に見えた物は、醤油を入れる小皿だったのだ。

 写真アップのマジックである。ダダなので文句は言えないが…なにかモヤモヤする。

 

 夕方。結局、スーパーへと行く。悔しいので別のスーパーだ。そこで、買い物していると…。お菓子の中に「あたり前田のクラッカー」を発見した。まだ、売っていたのか!?

 

 「あたり前田のクラッカー」と言えば、61歳の私の世代は脳に強く刻まれているワードである。

 その昔。藤田まことさんの舞台コメディー番組「てなもんや三度笠」でチャンバラシーンの後。敵を倒した「あんかけ時次郎」が、歌舞伎風のミエを切る。その時「俺がこんなに強いのは…あたり前田のクラッカー!」(と、クラッカーのパッケージを出す)。これが毎週のルーティーンだったのだ。

 子供達の脳には「あたり前田のクラッカー」が算数の九九と同じぐらい叩きこまれていた。そんな、世代の私はスーパーで「あたり前田のクラッカー」を見かけたら…。買うしかないのだ。午前のスーパーで財布を持っていれば買わなかったものである。運命とも言える出会いだ。

 しかし…私は「このクラッカーの味」を覚えていない…。

 

 今、家で食べてみた…うん!なるほど…。ザ・普通の昭和のクラッカーだ。ジャムやマーガリンを付ければ旨いのでは?リッツと同じく何か乗せたらパーティーだ!

 

 今。BSで「水戸黄門」の第一シリーズを放送している。これも懐かしい!そして、驚きの発見があった!それは、次のブログで…