ホール落語のプログラムには、演芸評論家や演芸作家の解説文、挨拶文のようなものが載ることがある。
普通は、超メジャーな文化人が担当する仕事である。我が東海大学落研の大先輩・元木すみおさんが「東京落語会」の解説文を書いていた。
下北沢で私がプロデュースしている「鈴々舎馬るこの独演会」で、いきなり馬るこさんが言った「今度、プログラムの文をお願いします」。主催者の女性と共に頼まれた。私は面倒が嫌いな「ナマケモノ」なので、内心は嫌やなのだが…。頼まれたのはありがたい。「まっとうな自分」が「ナマケモノ」の自分おさえることに成功したので、快く受けることにした。
その落語会の案内が届いた!
2023年、5月20日「内幸町ホール」19時開演。
鈴々舎馬るこ「芸歴二十周年記念落語会」である。
トークゲストに、柳家わさび、桂宮治、春風亭昇也。前座は鈴々舎美馬。
行ってプログラムの文を確認したいものだ。でも、「翌日朝のラジオだから行きたくない」という自分がいる。またも、「まっとうな自分」が勝って、行きそうだ。
こんな文を書くのは、最初で最後になりそうだ。